米・ボストン公共図書館、検閲に対抗する取組である“Books Unbanned”に参加

2023年9月28日、ボストン公共図書館(BPL)は、“Books Unbanned”に参加することを発表しました。

“Books Unbanned”は、ブルックリン公共図書館が2022年に立ち上げた取組で、全米の若者に図書館の電子書籍へのアクセスを提供することで検閲に対抗しようとするものです。同館はシアトル公共図書館に続き、3番目の参加館となります。

米国に在住する13歳から26歳までの若者は、ボストン公共図書館(BPL)の“Books Unbanned”カードを申請することで、1年間有効な同カードを取得でき、30万冊以上の電子書籍と電子オーディオブックを、オンラインで利用することができるようになります。カードの所持者は、一度に最大10冊の図書を借りることができ、最大10冊の図書を予約可能です。

Boston Public Library Joins Books Unbanned Initiative to Fight Censorship(BPL, 2023/9/28)
https://www.bpl.org/news/boston-public-library-joins-books-unbanned-initiative-to-fight-censorship/

Books Unbanned(BPL)
https://www.bpl.org/books-unbanned/

参考:
米・シアトル公共図書館、ブルックリン公共図書館が取り組む“Books Unbanned”に参加[2023年5月8日]
https://current.ndl.go.jp/car/181281

米・ブルックリン公共図書館、キャンペーン“Books UnBanned”を開始:地域コミュニティで禁書に直面する全米の13歳-21歳にeカードを無料で発行 [2022年04月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/46038

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、禁書の対象となっている本へのアクセスを電子書籍アプリ“SimplyE”で提供 [2022年4月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/45973