Knowledge Exchange、欧州の小規模出版者とオープンアクセス出版への移行に関する報告書を公表

2026年2月18日、オープンサイエンスのためのデジタルインフラ開発の支援を目的に、英・Jisc等の六つの高等教育関係機関が共同で運営するKnowledge Exchangeが、欧州の小規模出版者とオープンアクセス(OA)出版への移行に関する報告書“European publishers and the transition to open access publishing: a 2025 snapshot”を、リポジトリZenodoで公表しました。

小規模な学術出版社を対象としたインタビュー調査では、OA出版モデルへの移行には可視性の向上など多くの利点があると認識されていることや、OA原則に強い共感が示されていることが明らかになりました。一方で、こうした出版者は構造的な不均衡に直面しており、それを克服するには、資金提供者、図書館、コンソーシアム、政策立案者、大学などによる協調的な支援が不可欠であると指摘しています。同報告書には、今後の具体的な行動に向けた詳細な提言も盛り込まれています。

Knowledge Exchange, et al. European publishers and the transition to open access publishing: a 2025 snapshot. Zenodo, 2026.
https://doi.org/10.5281/zenodo.17950438

参考:
小規模専門書籍出版者のオープンアクセスへの移行支援(文献紹介) [2025年02月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/240061

E2621 – 小規模OA出版社の持続のためのガバナンス:COPIMの取組から
カレントアウェアネス-E No.462 2023.08.24
https://current.ndl.go.jp/e2621