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韓国国立中央図書館(NLK)、AIを用いた新たな読書体験を提供する「AI実感書斎」を公開

2025年3月12日、韓国国立中央図書館(NLK)が、AIを用いた新たな読書体験を提供する「AI実感書斎」を3月17日に公開すると発表しました。プレスリリースによると、本の現物とインタラクティブプロジェクションマッピング技術を組み合わせた、ブックキュレーションサービスとされます。具体的には、利用者がテーブルの上に紙の本を置くと、短い要約、読書コンパス、マルチメディア情報などが示され、本の内容を素早く把握することができるほか、本を動かすと反応型コンテンツが現れて興味深い読書体験...

韓国、「第4次図書館発展総合計画」の2025年度実施計画を発表

2025年2月28日付けで、韓国の大統領所属図書館情報政策委員会が、「第4次図書館発展総合計画」の2025年度の実施計画を審議・確定したことを発表しました。四つの政策目標の下に設定された12の核心課題に基づき、31の中央行政機関が実施する87の課題と17市・道が行う246の課題から成ります。具体的には、読書文化の拡大とデジタルリテラシー教育の強化、地域特化型図書館の整備及び協力体制の構築、韓国関連資料の収集及びデジタルアーカイブの構築、デジタル転換(DX)のためのアーカイブ構...

韓国国立中央図書館(NLK)、2025年の主要業務計画を発表

2025年1月23日、韓国国立中央図書館(NLK)が、2025年の主要業務計画を発表しました。「国民の知的な生活を豊かにする図書館」を目標として、2025年の課題として計11を選定した上で、新たな類型の国家知識資源の収集拡大、AI学習のためのデータ構築と提供の強化等に取り組むとしています。지성과 문화로 세계를 잇다.(韓国・国立中央図書館, 2025/1/23)

【イベント】明治大学図書館、講演会「韓国のオープンアクセス事情」(3/6・東京都、オンライン)

2025年3月6日、明治大学図書館が、講演会「韓国のオープンアクセス事情」を開催します。明治大学和泉図書館(東京都杉並区)における会場開催とオンライン開催のハイブリッド形式です。2024年度明治大学オープンアクセス(OA)加速化事業の一環として開催されるものであり、韓国でのOA推進の実情と今後の展開や、韓国での実際の研究環境について紹介される予定とあります。プログラムは次のとおりです。講演は韓国語と日本語で行われ、逐次通訳が付きます。・「韓国の大学図書館における学術電子資源コ...

韓国国会図書館(NAL)、「議会法律情報ポータル」を公開

2025年1月23日、韓国国会図書館(NAL)が、「議会法律情報ポータル」を公開しました。同ポータルは、立法に関する政策資料等の議会情報を提供していた「立法知識サービス」システムと、韓国内外の法律情報を提供していた「国会法律図書館」システムを統合したものであり、同館が提供する議会・法律情報を一括して利用することができるとあります。具体的には、「法律情報」「政策情報」「刊行物」「議会支援サービス」で構成され、国内外の法律、外国法の翻訳、国会議員による政策資料、主要国のシンクタン...

授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)、「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」報告書を公表

2025年1月9日、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)が、「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」の報告書を公表しました。同調査は、授業目的公衆送信補償金制度について、海外各国の関連制度の具体的運用状況等を調査することで、今後の制度の在り方や運用、ライセンス等について検討するための基礎資料とすることを主な目的として実施されたものです。「教育における著作物利用に係る諸外国の著作権制度等に関する調査研究事業」報告書の公表...

韓国・高陽市に統一・北朝鮮専門図書館「国立統一情報資料センター」が着工:2027年開館予定

2024年12月13日、韓国統一部が、ソウル特別市に隣接する高陽市に、同国唯一の統一・北朝鮮専門図書館として機能する「国立統一情報資料センター」を同月16日に着工すると発表しました。国立統一情報資料センターは、現在、韓国国立中央図書館内にある「北韓資料センター」を移転し、新たな施設とするものです。地上3階、地下1階建てで、保存書庫、北朝鮮・特殊資料室、デジタル資料室、展示室、セミナー室、講堂等が備えられ、規模・機能が拡充されます。開館は2027年上半期を予定しているとあります...

WEBTOON Entertainment社、触って楽しむことのできる電子コミックをベンチャー企業Dot Inc.と共同で作成

2024年10月31日、電子コミックのプラットフォームWEBTOONを提供するWEBTOON Entertainment社が、触って楽しむことのできる電子コミック(tactile digital comics)を韓国のベンチャー企業Dot Inc.と共同で作成したと発表しました。発表によると、これは視覚障害者向けに画像を点字に変換して表現するDot Inc.の技術を活用した取組です。今回作成されたのは電子コミックシリーズ“Yumi’s Cells”と“Hooky”の2タイトル...

E2745 – 韓国の第4次図書館発展総合計画(2024~2028)

カレントアウェアネス-ENo.490 2024.10.31 E2745 韓国の第4次図書館発展総合計画(2024~2028) 関西館総務課・中村穂佳(なかむらほのか)韓国では、図書館法の規定に基づいて、図書館政策の基本方針等を内容とする「図書館発展総合計画」(以下「総合計画」)が、2009年以降、5年ごとに策定されている(E797、E2135参照)。2024年5月、4期目の計画となる、第4次図書館発展総合計画(2024年~2028年)(以下「第4次計画」)が策定された。第4次...

E2737 – 韓国、第4次読書文化振興基本計画(2024-2028)を発表

カレントアウェアネス-ENo.488 2024.10.03 E2737 韓国、第4次読書文化振興基本計画(2024-2028)を発表 関西館アジア情報課・河村真澄(かわむらますみ)韓国・文化体育観光部は2024年4月、「第4次読書文化振興基本計画(2024-2028)」を発表した。読書文化振興基本計画(以下「基本計画」)は読書文化振興法第5条を根拠として5年ごとに定められるもので、今回の第4次基本計画は2019年4月発表の第3次基本計画(2019-2023)(E2173 参照...