韓国・高陽市に統一・北朝鮮専門図書館「国立統一情報資料センター」が着工:2027年開館予定

2024年12月13日、韓国統一部が、ソウル特別市に隣接する高陽市に、同国唯一の統一・北朝鮮専門図書館として機能する「国立統一情報資料センター」を同月16日に着工すると発表しました。

国立統一情報資料センターは、現在、韓国国立中央図書館内にある「北韓資料センター」を移転し、新たな施設とするものです。地上3階、地下1階建てで、保存書庫、北朝鮮・特殊資料室、デジタル資料室、展示室、セミナー室、講堂等が備えられ、規模・機能が拡充されます。開館は2027年上半期を予定しているとあります。

開館後は、統一・北朝鮮専門図書館、デジタル図書館、統一関連史料館としての本来の専門図書館としての機能に加えて、一般向けの公共図書館として、学生、住民、国内外の専門家等が利用できる複合文化施設としての役割も果たすとしています。

통일부, 「국립통일정보자료센터」 착공 (통일부, 2024/12/13)
https://www.unikorea.go.kr/unikorea/news/release/;js?boardId=bbs_0000000000000004&mode=view&searchCondition=&searchKeyword=&cntId=55682

参考:
韓国国立中央図書館内に所在する統一部北韓資料センターの様子(記事紹介) [2016年03月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/31076