2025年3月12日、韓国国立中央図書館(NLK)が、AIを用いた新たな読書体験を提供する「AI実感書斎」を3月17日に公開すると発表しました。
プレスリリースによると、本の現物とインタラクティブプロジェクションマッピング技術を組み合わせた、ブックキュレーションサービスとされます。具体的には、利用者がテーブルの上に紙の本を置くと、短い要約、読書コンパス、マルチメディア情報などが示され、本の内容を素早く把握することができるほか、本を動かすと反応型コンテンツが現れて興味深い読書体験を提供し、「AI実感書斎」と連動したスマート本棚を用いて直感的な図書探索も可能であるとあります。また、「AI司書」が個人向けにカスタマイズした図書を推薦し、利用者は、体験した全ての情報をQRコードとして保存することができます。「AI実感書斎」は、NLKデジタル図書館地下3階に設けられます。
국립중앙도서관, ‘AI실감서재’로 당신의 독서 취향을 묻다(韓国・国立中央図書館, 2025/3/12)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=50581&schBcid=normal0302
행사안내 ‘AI실감서재’정식 오픈 기념 이벤트(韓国・国立中央図書館, 2025/3/11)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50601000000.do?schM=view&page=1&viewCount=10&id=50569
参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、新技術融合コンテンツ事業についての報告書を公表 [2023年12月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/202065
韓国国立中央図書館(NLK)、コロナ禍によって加速化した知識情報のデジタルへの大転換に積極的に対応するため「デジタルサービス3か年計画(2021-2023)」を推進すると発表 [2021年09月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/44885
韓国国立中央図書館(NLK)、「図書から答えを探す人工知能検索」「人工知能要約サービス」を試験公開 [2021年04月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/43845
韓国国立子ども青少年図書館、人工知能(AI)・仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を取り入れた体験型読書サービスの提供を開始 [2021年04月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/43791