韓国国立中央図書館(NLK)、業務効率化のためRPAシステムを導入:未納本資料調査、オンライン収集資料・ウェブ資料のメタデータ形式変換、原文閲覧サービス点検等

2023年2月2日、韓国国立中央図書館(NLK)が、業務処理自動化(RPA)システムを本格的に導入したことを発表しました。

発表によると、NLKは、単純で反復的な業務についてRPAシステムを構築し、未納本資料収集のためのリスト調査、未納本電子書籍の調査及び統計作成、オンライン収集資料及びウェブ資源のメタデータ形式変換、原文閲覧サービス点検業務に導入したとしています。

導入の結果、収集したウェブ資源を資料管理システムに合った形式に変換する作業が、1件当たり8時間から3分に短縮されほか、原文閲覧サービスの誤りを月5,000件自動点検できるようになったとしています。

로봇으로 업무 처리의 디지털 혁신 가속화 -국립중앙도서관, 업무 자동화 RPA 시스템 본격 운영 -(NLK, 2022/2/2)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=45072&schBcid=normal0302

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、同館業務のロボティック・プロセス・オートメーション化に関し、明知大学校と業務協約を締結 [2021年08月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/44621

図書館における人工知能の5つのユースケースと課題(文献紹介) [2023年01月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/169509