2026年2月18日付けで、欧州研究図書館協会(LIBER)が刊行する査読誌Liber Quarterlyの36巻1号(2026)に、研究データ出版と研究図書館の進化する役割に関する論文“Data As a New Research Publication Type: What Could Be the Role of Research Libraries As Service Providers?”が掲載されています。著者は、フィンランドのヘルシンキ大学図書館のMari Elisa Kuusniemi氏等です。
研究データを「独立した研究成果(出版物)」として扱う動きが広がる中で、研究図書館がどのようなサービス提供者になり得るかを考察しています。主な結論として、データの評価・キュレーション・保存に関する統合的なサービスの構築や、データマネジメントに関する職員の専門的能力の強化を通じて、図書館の役割を拡大することを提唱しています。また、このような取組は、研究データの可視性、信頼性、そして学術的インパクトを高める上で不可欠であることを指摘しています。
Kuusniemi, Mari Elisa; Nykyri, Susanna. Data As a New Research Publication Type: What Could Be the Role of Research Libraries As Service Providers?. LIBER Quarterly: The Journal of the Association of European Research Libraries. 2026, 36 (1).
https://doi.org/10.53377/lq.19415
参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「研究データ公開と研究データ管理に関する実態調査2024:データ公開の拡大とリポジトリ活用の深化」を公表 [2026年02月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/273922
CA2093 – 日本における研究データポリシーの策定状況と課題:名古屋大学の取組を中心に / 淺川槙子
カレントアウェアネス No.366 2025年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2093
