米国におけるオープンアクセスの現況とLYRASIS Researchによる包括的アプローチについて(文献紹介)

2022年2月9日付で、欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス(OA)の査読誌“LIBER QUARTERLY”の第32巻第1号(2022)掲載の論文“LYRASIS Research and an Inclusive Approach to Open Access in the United States”が公開されています。

同論文の著者は、Hannah Rosen氏をはじめとした、米国の図書館等のネットワークLYRASISの職員の4人です。論文では、2020年にLYRASIS Researchが実施した米国の高等教育機関のOAへの姿勢と取組についての調査“LYRASIS 2020 Open Content Survey Report”の結果を述べています。

そして、その結果をもとにLYRASISがパンデミックにおいて新しく実施した取組として、OAに関する潜在的な投資者と投資を求めている非営利の出版社やジャーナル編集委員会を引き合わせるプログラム等について説明しています。

Rosen, H.; Feather, C.; Grogg, J. E.; Lair, S. LYRASIS Research and an Inclusive Approach to Open Access in the United States. LIBER Quarterly: The Journal of the Association of European Research Libraries. 2022, 32(1), 1–18.
https://doi.org/10.53377/lq.11078

参考:
米・LYRASIS、米国の図書館におけるオープンコンテンツへの取組状況を調査した報告書を公表
Posted 2020年6月19日
https://current.ndl.go.jp/node/41279