韓国国立中央図書館(NLK)、新技術融合コンテンツ事業についての報告書を公表

2023年11月30日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館が取り組む新技術融合コンテンツ事業を紹介する報告書『国立中央図書館新技術融合コンテンツの現況(국립중앙도서관 신기술융합콘텐츠 현황)』を公表しました。

NLKは、2021年3月に、古典籍資料をプロジェクションマッピングにより投影する「デジタルブック」や、大型タッチパネルにより古地図を閲覧できる「インタラクティブ地図」等を備えたスペース 「実感書斎」を館内に設置しました。さらに、2022年3月には、韓国近現代文学作品の世界を大型スクリーンで体験できる「知識の道」を、2023年10月には、韓国の古典及び近代文学作品を音・テキスト・映像により空間全体で体感できる空間を備えた「開かれた広場」を、それぞれ開設しました。

同書では、3施設の概要及び運営状況と、同様の施設を韓国内の他の図書館へ導入するための支援の取組が紹介されています。

국립중앙도서관, 실감콘텐츠로 국가지식자원 재창조(NLK,2023/11/30)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&page=1&viewCount=9&id=47032&schBdcode=&schGroupCode=

국립중앙도서관 이슈페이퍼(NLK)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50711000000.do
※제18호(第18号)の箇所から同書のPDFファイルをダウンロードできます [PDF:21ページ]

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、コロナ禍によって加速化した知識情報のデジタルへの大転換に積極的に対応するため「デジタルサービス3か年計画(2021-2023)」を推進すると発表 [2021年09月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/44885