2021年4月1日、韓国国立子ども青少年図書館が、人工知能（AI）・仮想現実（VR）・拡張現実（AR）といった新技術を取り入れた新しい体験型読書サービスの提供を開始したと発表しています。第4次産業革命時代の子ども・青少年に、「読む」読書から「楽しむ」読書へと拡大された体験環境を提供することが目的です。
「こども資料室」等に備えられる「AI音声認識読書ロボット」では、子ども向けの童話・童謡・映像等約800種類の様々なコンテンツとAI・図書を融合させた面白い読書を提供します。
また、同館のメイカースペース「未夢所（未来の夢・希望創作所）」では、AI・VRといった技術を用いて読書活動を支援するとし、絵本を直接見て読んでくれる「AI読書ロボット」を備えて、文字を読めない子どもが読書を体験して興味を持ってくれるよう支援するとしています。
その他、韓国国立中央図書館（NLK）が製作した保護者を対象としたVR図書館や、コロナ禍で来館できない利用者が、図書館のウェブサイトを通じARを用いた読書体験ができるサービス等も提供されます。
신기술로 즐기는 어린이 체험형 독서 서비스 개시（新技術を取り入れた子ども体験型読書サービス開始）（国立子ども青少年図書館,2021/4/1）
https://www.nlcy.go.kr/menu/10113/bbs/30014/bbsDetail.do?currentPageNo=1&idx=1108179
参考：
韓国国立中央図書館（NLK）、VR読書体験コンテンツを公開
Posted 2021年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/43130
韓国国立中央図書館（NLK）、展示解説・施設案内・質問への回答・推薦図書や人気貸出図書情報の提供を行う「QIロボット」を設置
Posted 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39800
