カレントアウェアネス-E
No.76 2006.02.01
E439
2005年の米国図書館界の10大ニュース
merican Libraries 2005年12月号に,2005年における米国図書館界10大ニュースが掲載されている。
- (1) 図書館を襲ったハリケーン(E369,E396参照)
- (2) Googleが全てを変える(E392,E403参照)
- (3) 予算不足に悩む公共図書館(E370参照)
- (4) 愛国者法延長問題(E371,E428参照)
- (5) 厳しい批判にさらされるE-Rate
- (6) 学校図書館への支援まだまだ足りない
- (7) 同性愛や性的描写を含む本の所蔵に批判が強まる(E342参照)
- (8) 図書館学と情報学は分けるべきか
- (9) 相次ぐ盗難事件
- (10) ストーリーテリング復活
(1)〜(4)および(7)については既に本誌で取り上げているので,各記事を参照されたい。(5)は不正が発覚し政府機関・議会などから見直しを求められているE-Rateプログラム(E073参照)について,(6)はまだまだ理解されていない学校図書館,メディアセンター機能への支援を求めて各方面に働きかけている現状について,(8)は図書館学と情報学を切り離すべきかどうかについての白熱した議論について,(9)は全米各地の図書館で頻発している貴重書やCD・DVDの盗難事件について,となっている。(10)には,米国議会図書館(LC)の協力を得て,普通の人が自分の生活・歴史について自由に語った記録を保存・公開しているプロジェクトStoryCorpsの話題が入った。
Ref:
The Top 10 Library Stories of 2005. American Libraries. 36(11), 2005, 28-32.
E369
E396
E392
E403
E370
E371
E428
E342
E073