カレントアウェアネス-E
No.71 2005.12.07
E410
世界情報社会サミットチュニジア会合開催される
11月16日から18日にかけて,世界各国の政府首脳,企業関係者,市民団体等が参加し,第2回の世界情報社会サミット(WSIS;CA1566,E211参照)がチュニジア(E394参照)の首都チュニスで開催された。サミットでは,デジタルデバイドの解決やインターネットガバナンスのありかたなどについて議論を行い,情報社会の共通ビジョンであるチュニスコミットメントおよび2003年採択のジュネーブ基本宣言・行動計画(E159参照)の具体的方策を記述したチュニスアジェンダを採択した。図書館活動についてはアジェンダの中で,教育・研究・革新を支援するため,特にデジタルデバイドを解決するため,情報への自由で平等なアクセスを提供する図書館の公的サービスを支援すると明記された。
WSISには国際図書館連盟(IFLA)も参加し,図書館活動に関するアピール,支援強化の働きかけを行った。ユネスコ等と共催したプレサミットでは,情報社会における図書館の役割の重要性を訴えるアレキサンドリア・マニフェスト,情報リテラシーと生涯学習における図書館の役割をアピールするアレキサンドリア宣言などを採択し,各国中央・地方政府,国際機関に対して図書館活動へのさらなる投資,支援を訴えた。
Ref:
http://www.infotoday.com/newsbreaks/nb051121-1.shtml
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051119_1.html
http://www.ifla.org/III/wsis/Byrne-Plenary-Address.html
http://www.infotoday.com/newsbreaks/nb051114-2.shtml
CA1566
E211
E394
E159