E211 – IFLAが世界情報社会サミット基本宣言へのコメントを発表

カレントアウェアネス-E

No.39 2004.07.07

 

 E211

IFLAが世界情報社会サミット基本宣言へのコメントを発表

 

 国際図書館連盟(IFLA)は,2003年の世界情報社会サミット(WSIS;E159参照)で採択された基本宣言「情報社会の構築:新世紀における世界の挑戦」に対して,6月6日,コメントを発表した。基本宣言は,目指すべき情報社会の共通ビジョンと,その実現のために鍵となる11の原則(政府・関係機関の役割,情報インフラの整備,情報・知識へのアクセス,人材開発,セキュリティの確立,情報社会の倫理,国際的・地域的協力等)を提示したものである。

 コメントの中でIFLAは,WSISの基本宣言が掲げるすべての人々に開かれた包括的な情報社会の実現のために,図書館・情報サービス機関がどのような寄与をなすことができるかを具体的に述べ,図書館・情報サービス機関およびそのネットワークへの投資は即効性を有するとともに,大きな成果が期待できると主張している。

Ref:
http://www.ifla.org/III/wsis060604.html
http://www.ifla.org/III/wsis070604.html
http://www.soumu.go.jp/wsis-ambassador/pdf/wsis_declaration_jp.pdf (WSIS基本宣言の日本語仮訳)
E159