2024年11月27日付けで、米国の行政関連のニュース等を掲載するウェブサイト“Governing”に、ソルトレイクシティ公共図書館(ユタ州)におけるホームレスの利用者へのサービスに関する記事“How One Library Is Filling the Gaps in Homeless Services”が掲載されました。
ソルトレイクシティ公共図書館では、長年、州や地域の関係機関と協力し、ホームレスの利用者がメンタルヘルスに関するカウンセリングや薬物乱用防止プログラム等にアクセスできるよう支援を行ってきたとあります。
同館では、ホームレスの利用者が路上生活から抜け出すための長期的な道筋を立てられるよう支援するため、資格を持つ常勤のソーシャルワーカーを2年前に初めて雇用し、現在は2人のソーシャルワーカーが勤務しています。記事では、同館のこうした取組やその効果について紹介されています。
How One Library Is Filling the Gaps in Homeless Services(Governing, 2024/11/27)
https://www.governing.com/urban/how-one-library-is-filling-the-gaps-in-homeless-services
参考:
北米の都市図書館評議会(ULC)、ホームレス問題に取り組む図書館の効果的な戦略や事例に関するレポートを公開 [2024年10月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/228595
米国の図書館はなぜホームレス危機の最前線に立っているのか(記事紹介) [2023年02月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/172952
図書館はホームレスの解決策の一部であるべきか(記事紹介) [2022年09月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/46853
米・ジョージア州の図書館とホームレスの人々のニーズ(文献紹介) [2022年08月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/46638
E1016 – ホームレス支援のため図書館がソーシャルワーカーを雇用(米)
カレントアウェアネス-E No.165 2010.02.03
https://current.ndl.go.jp/e1016
CA2046 – セーフティネットとしての公共図書館:米国・英国の取り組み事例から / 土屋深優 カレントアウェアネス No.357 2023年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2046
CA1809 – 動向レビュー:ホームレスを含むすべての人々の社会的包摂と公共図書館 / 松井祐次郎
カレントアウェアネス No.318 2013年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1809