2023年1月30日、「全国映画資料アーカイブサミット2023」がオンラインで開催されます。
文化庁の「令和4年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業（撮影所等における映画関連の非フィルム資料）」に基づき、特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）が、映画資料の保存・活用のための基礎知識をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。
参加費は無料であり、定員は500人（事前予約制、先着順）です。
主な内容は以下のとおりです。
・第1部：報告
「映画資料所在地情報検索システム（JFROL）の新たな展開」
構成・登壇者：
1.JFROLの新たな連携・改修そして次のステップへ
佐藤友則氏（事務局）
2.資料整理のためのデータベース管理とJFROLへの連携
凪恵美氏（北九州市立松永文庫学芸員）
・第2部：トーク
「映画宣伝デザイナーの視点 映画への道しるべ」
登壇者：岡野登氏（サイファ。グラフィックデザイナー）
聞き手：岡田秀則氏（国立映画アーカイブ 主任研究員）
・第3部：セミナー
「ゲーム・舞台・音楽など隣接分野のアーカイブの動向と映画資料の著作権処理と最新潮流」
講師：福井健策氏（骨董通り法律事務所 代表弁護士）
・第4部：発表
「映画館の視点 映画館が独自に制作する広報物と観客とのコミュニケーション」
構成・登壇者：
1.シアターキノ発行「MOVIE LINEUP」について
中島洋氏（シアターキノ（北海道札幌市）代表）
2.上田映劇発行「上田映劇ジャーナル」 について
原悟氏（上田映劇（長野県上田市）編成）
・第5部：セミナー
「映画資料のデジタル化に関する基礎知識（仮）」
登壇者：ナカバヤシ株式会社担当者
・第6部：シンポジウム
「映画資料を文化的リソースに－関係者の連携強化と今後の展開」
モデレーター：岡田秀則氏（国立映画アーカイブ 主任研究員）
パネリスト：庭山貴裕氏（世田谷文学館主任学芸員）、凪恵美氏（北九州市立松永文庫 学芸員）、戴周杰氏（木下惠介記念館（浜松市旧浜松銀行協会）担当キュレーター）、佐々木純氏（NPO法人北の映像ミュージアム理事長）、木下千花氏（京都大学大学院人間・環境学研究科教授）
【オンライン参加募集】1/30(月)「全国映画資料アーカイブサミット2023」（映画産業振興機構，2023/1/6）
https://www.vipo.or.jp/news/33054/
参考：
【イベント】全国映画資料アーカイブサミット2022（1/20・オンライン） 2021-12-27
https://current.ndl.go.jp/car/45403
E2563 – 日本のアニメ総合データベース「アニメ大全」
カレントアウェアネス-E No.449 2022.12.22
https://current.ndl.go.jp/e2563
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
https://current.ndl.go.jp/e2014
E2126 – National Film Registryの30年：米国におけるフィルム保存
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2126
E2305 – 東映太秦映画村・映画図書室について
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2305
CA1958 – 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里
カレントアウェアネス No.341 2019年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1958
