2020年3月13日・14日に、 東京都千代田区の神楽座において、「全国映画資料アーカイブサミット2020」が開催されます。
文化庁の「令和元年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業[撮影所等における映画関連の非フィルム資料]」に基づき、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が、映画資料の保存・活用のための基礎知識(資料を知り、いかに保存活用するか)をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。
参加費は無料ですが、定員は100人(事前申し込み、先着順)です。
主な内容配下の通りです。
3月13日
・主催者挨拶 坪田知広氏(文化庁参事官)
・第1部 セミナー
「映画資料の保存対策と防災」
眞野節雄氏(日本図書館協会資料保存委員会委員長)
・第2部 プレゼンテーション&シンポジウム
「映画資料所蔵館による自館紹介」3館のプレゼンテーション
「映画資料所蔵館の課題を共有し、その改善に向けて」シンポジウム
モデレーター:岡田秀則氏(国立映画アーカイブ主任研究員)
パネラー:山口記弘氏(東映京都スタジオ代表取締役)、武藤祥子氏(松竹大谷図書館主任司書)、越路ひろの氏(調布市立図書館調査支援係主任)
・第3部:セミナー
「映画資料のアーカイブと開示に関する権利の課題」
福井健策氏(骨董通り法律事務所弁護士(日本・ニューヨーク州)、日本大学藝術学部客員教授)
・第4部:上映会
「映画撮影所を紹介した映像」
作品:『スタジオは大騒ぎ』(大映東京撮影所/1956年/47分)、『スタジオはてんやわんや』(大映東京撮影所/1957年/28分)
3月14日
・第5部:ゲストトーク
「映画資料の魅力(映画資料の歴史と文化的資料価値を知る)」
モデレーター:岡田秀則氏(国立映画アーカイブ主任研究員)
ゲスト:幸田順平氏(元松竹株式会社宣伝部長)
・第6部:セミナー
「映画資料展のキュレーションについて」
増谷文良氏(鎌倉市川喜多映画記念館総括責任者)
・第7部:見学会「映画関連施設」の視察
国立映画アーカイブ[先着12人]
葛飾柴又寅さん記念館[先着20人]
【参加募集】3/13-14「全国映画資料アーカイブサミット2020」 (VIPO, 2020/2/17)
https://www.vipo.or.jp/news/23099/
参考:
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
https://current.ndl.go.jp/e2014
E2126 – National Film Registryの30年:米国におけるフィルム保存
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2126
CA1935 – プロダクション・アイジーの現場から見たアニメーション・アーカイブの現状と課題 / 山川道子
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1935
CA1958 – 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里
カレントアウェアネス No.341 2019年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1958