2019年12月11日、米国議会図書館(LC)が、文化的・歴史的・美学的に意義のある映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に追加する2019年分の映画25作品を発表しています。
公開から少なくとも10年を経た作品の中から、毎年25作品が追加されており、今回の追加によりレジストリで保存される作品は775作品になりました。
新たに選ばれた作品には、『虚栄の市』(1935年)、『眠れる森の美女』(1959年)、『アマデウス』(1984年)、『プリンス/パープル・レイン』(1984年)、『プラトーン』(1986年)、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999年)などがあります。
LCの同日付けブログ記事でもこのニュースが紹介されており、選ばれた作品の関係者によるコメントが掲載されています。また、ブログ記事の筆者であるLCのヘイデン(Carla D. Hayden)館長は、“National Film Registry”への追加作品の発表は「館長としてのお気に入りの仕事の一つ」と述べています。
Women Rule 2019 National Film Registry(LC, 2019/12/11)
https://www.loc.gov/item/prn-19-116/women-rule-2019-national-film-registry/2019-12-11/
Notable and Diverse Entries Join 2019 National Film Registry(LC, 2019/12/11)
https://blogs.loc.gov/loc/2019/12/notable-and-diverse-entries-join-2019-national-film-registry/
参考:
E2126 – National Film Registryの30年:米国におけるフィルム保存
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2126
米国議会図書館(LC)、永久保存対象に選ばれた映画25作品を発表(2018年)
Posted 2018年12月13日
https://current.ndl.go.jp/node/37219
米国議会図書館(LC)、永久保存対象に選ばれた映画25作品を発表(2017年):あわせて過去に選ばれた64作品をオンラインで公開
Posted 2017年12月14日
http://current.ndl.go.jp/node/35165