2021年3月2日、「全国映画資料アーカイブサミット2021」がオンラインで開催されます。
文化庁の「令和2年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」に基づき、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が、映画資料の保存・活用のための基礎知識をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。
参加費は無料であり、定員は500人(事前予約制、先着順)です。
主な内容は以下のとおりです。
・主催者挨拶
戸田桂氏(文化庁参事官(芸術文化担当)付 芸術文化調査官)
・第1部:セミナー
「映画資料の魅力~映画宣材は如何にして生まれるか?」
講師:幸田順平氏(元松竹株式会社 宣伝部長)
聞き手:岡田秀則氏(国立映画アーカイブ 主任研究員)
・第2部:セミナー
「展示キュレーション―映画資料の持つ可能性を拡げる」
講師:増谷文良氏(公益財団法人川喜多記念映画文化財団(鎌倉市川喜多映画記念館専任担当))
・第3部:セミナー
「『羅生門展』に見る映画資料のデジタル展示について」
講師:野久尾智明氏(株式会社アイ・ティー・ワン代表取締役社長)
聞き手:槙田寿文氏(事務局)
第4部:セミナー
「映画資料のアーカイブと公開に関する権利処理と最新動向」
講師:福井健策氏(骨董通り法律事務所 弁護士(日本・ニューヨーク州))
第5部:シンポジウム
「映画資料をめぐる現状とその課題―全国ネットワーク化に向けて」
モデレーター:岡田秀則氏
パネリスト:
山口記弘氏(株式会社東映京都スタジオ特別顧問)
須川綾子氏(調布市立中央図書館調査支援係主任)
田中範子氏(神戸映画資料館支配人/NPO法人プラネット映画保存ネットワーク専務理事)
【オンライン参加募集】3/2(火)「全国映画資料アーカイブサミット2021」(VIPO)
https://www.vipo.or.jp/news/25790/
参考:
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
https://current.ndl.go.jp/e2014
E2126 – National Film Registryの30年:米国におけるフィルム保存
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2126
E2305 – 東映太秦映画村・映画図書室について
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2305
CA1958 – 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里
カレントアウェアネス No.341 2019年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1958
【イベント】全国映画資料アーカイブサミット2020(3/13-14・東京)
Posted 2020年2月19日
https://current.ndl.go.jp/node/40275