2022年1月20日、「全国映画資料アーカイブサミット2022」がオンラインで開催されます。
文化庁の「令和3年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」に基づき、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が、映画資料の保存・活用のための基礎知識をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。
参加費は無料であり、定員は500人(事前予約制、先着順)です。
主な内容は以下の通りです。
●第1部:報告「データベース/デジタルアーカイブの構築と活用―映画資料所在地情報検索システム(JFROL)の事例を元に―」
・JFROL構築と活用事例:コンセプトと仕組み
川上貴氏(事務局/国書刊行会)
・資料整理のためのデータベース管理とJFROLへの連結
和地由紀子氏(公益財団法人川喜多記念映画文化財団映画資料担当)
・東映太秦映画村でのデジタルアーカイブ形成方法と利点
山口記弘氏(東映株式会社経営戦略部フェロー)
●第2部:セミナー「映画資料をどう見せる?~リアル展示とオンライン展」
・大学での展示 映画資料展「Moving Text-映画資料を読む-」
土屋麻子氏(静岡文化芸術大学図書館・情報センター)
・NFAJにおける展覧会とデジタル展示の運営
岡田秀則氏(国立映画アーカイブ主任研究員)
・デジタル展示技術 IT-One Quest展示第2弾:『犬神家の一族』
野久尾智明氏(株式会社アイ・ティー・ワン顧問)
●第3部:セミナー「映画資料のNFT化・デジタル活用と著作権処理」
福井健策氏(骨董通り法律事務所弁護士(日本・ニューヨーク州))
●第4部:シンポジウム「映画資料の収集・保存・活用 全国的な連携からできること」
・モデレーター:岡田秀則氏(国立映画アーカイブ主任研究員)
・パネリスト:
堀口政浩氏(東映株式会社経営戦略部)
若林和子氏(崑プロ)
馬場祐輔氏(鎌倉市川喜多映画記念館)
伊藤弘了氏(映画研究者)
●第5部:発表「映画資料にまつわる最前線の活動発表」
・今井悠也氏(映画パンフは宇宙だ!(PATU))
・のむみち氏(「名画座かんぺ」発行人)
・田村優子氏(本宮映画劇場)
・山崎紀子氏(シネ・ヌーヴォ支配人)
・岡田成生氏(イラストレーター)
・山本アマネ氏(イラストレーター)
【オンライン参加募集】1/20(木)「全国映画資料アーカイブサミット2022」(VIPO, 2021/12/23)
https://www.vipo.or.jp/news/28640/
参考:
【イベント】全国映画資料アーカイブサミット2021(3/2・オンライン)
Posted 2021年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/43370
E2305 – 東映太秦映画村・映画図書室について
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2305
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
https://current.ndl.go.jp/e2014