総計20万点以上の映画関係資料を所蔵する「東映太秦映画村・映画図書室」が2020年7月1日にオープン

「東映太秦映画村・映画図書室」の2020年7月1日のオープンが発表されています。

東映太秦映画村(株式会社東映京都スタジオ)が、2018年から、京都大学大学院人間・環境学研究科と映像産業振興機構(VIPO)の協力のもと進めてきた映画関係資料の整理とアーカイブ化の成果で、ポスター約3万点、スチール写真10万点以上、プレスシート3万点以上、台本約1万5,000点、書籍約7,000点、映像ソフト約5,000点等、総計で20万点以上の資料を所蔵しています。

利用料金は無料ですが(映画図書室のみを利用する場合は、映画村の入村料も不要)、資料の利用には事前(5営業日前)の資料閲覧申請フォームからの申請が必要です。閲覧は映画図書室内でのみ可能で貸出は行っていません。複写サービスも行っていますが、ポスター・スチール写真・台本は原則として複写・撮影ができません。

東映太秦映画村・映画図書室オープンのお知らせ(東映太秦映画村・映画図書室,2020/6/26)
https://www.toei-eigamura-library.com/597/

東映太秦映画村・映画図書室
https://www.toei-eigamura-library.com/

参考:
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
https://current.ndl.go.jp/e2014

E2126 – National Film Registryの30年:米国におけるフィルム保存
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2126

CA1935 – プロダクション・アイジーの現場から見たアニメーション・アーカイブの現状と課題 / 山川道子
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1935

CA1958 – 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里
カレントアウェアネス No.341 2019年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1958

韓国の映画専門図書館「明洞シネライブラリ」(記事紹介)
Posted 2016年12月16日
https://current.ndl.go.jp/node/33114

韓国・国立世宗図書館、映画のシナリオと著作権保護期間が満了した古典映画が閲覧可能な「韓国映画マルチメディアサービス」の館内提供を開始
Posted 2019年8月29日
https://current.ndl.go.jp/node/38905

韓国国立中央図書館(NLK)、韓国漫画映像振興院と業務協約を締結:ドラマ化・映画化されたウェブトゥーン(ウェブ漫画)の長期的・持続的な収集・保存
Posted 2019年4月2日
https://current.ndl.go.jp/node/37930