カレントアウェアネス-E
No.74 2006.01.11
E427
2005年に最も読まれたカレントアウェアネスの記事は?
『カレントアウェアネス』の中で,特に読者の興味を引いたテーマはどのようなものだろうか? ホームページのアクセスログから「2005年『カレントアウェアネス』ベストアクセス20」を作成し,ホームページで発表した。そのうち上位10は下記のようになっている。
- (1) ◆CA1555◆レファレンスサービスの新しい潮流
- (2) ◆CA1563◆日本における情報検索技術に関する研究動向
- (3) ◆CA1528◆図書館と著作権問題
- (4) ◆CA1564◆Googleが図書館に与えるインパクト
- (5) ◆CA1482◆OpenURLとS・F・X
- (6) ◆CA1534◆セマンティックウェブと図書館
- (7) ◆CA1547◆米国愛国者法の制定と図書館の対処
- (8) ◆CA1552◆MARCとメタデータのクロスウォーク
- (9) ◆CA1529◆図書館システムとオープンソースの利用
- (10) ◆CA1559◆オープンアクセスのインパクト分析
上位は国内の図書館情報学の動向をコンパクトにまとめた研究文献レビューが占めた。テーマとしては,最新の情報技術とその図書館への応用に読者の強い関心があることが分かる結果となった。また,Googleや愛国者法といった『カレントアウェアネス-E』で頻繁に取り上げた話題にもアクセスが集中した。
なお,「図書館に関する調査・研究」のページで最もアクセス数の多かったのは新着情報をお知らせするRSSファイルであった。RSSという仕組みが情報提供・収集の手段として普及・定着してきたことを示すものではないだろうか。
これは,あくまでホームページを通した読者の傾向であり,冊子体やメールマガジンを含めた全読者の関心を反映したものとは言えないが,ここで得られた結果を参考にして2006年の誌面作りに活かしていきたい。
Ref:
http://www.ndl.go.jp/jp/library/current/ca2005bestaccess.html