2022年9月28日、cOAlition Sが、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”のエンドユーザー向けポータルを公開したと発表しました。
出版者とオープンアクセス(OA)契約を交渉・締結している図書館やコンソーシアムは、同サービスに登録することができるようになり、出版頻度、投稿から受理までの期間、論文処理費用(APC)や購読料の定価の範囲等、学術誌や出版社についてのデータ比較ができるようになると案内されています。また、査読の管理、論文受理後の入稿用整理やXML作成、販売、マーケティング等の一連のサービスについて、価格がどのように配分されているかといった情報も提供されている、と説明されています。
5月に出版社向けのポータルサイトを公開した後、多くの出版者がサービスや価格に関する情報の共有を学術誌レベルで開始していると述べられています。
Plan S Journal Comparison Service: open for libraries and library consortia to register and access price and service data(cOAlition S, 2022/9/28)
https://www.coalition-s.org/plan-s-journal-comparison-service-open-for-libraries-and-library-consortia-to-register-and-access-price-and-service-data/
参考:
cOAlition S、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”での出版者の登録受付を開始
Posted 2022年5月26日
https://current.ndl.go.jp/node/46199
cOAlition S、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”の構築開始を発表:英国のCottage Labs社が落札
Posted 2021年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/45347
cOAlition S、「価格・サービス透明性のフレームワーク」の運用を支援するウェブサービス構築のための入札案内書を公開
Posted 2021年5月12日
https://current.ndl.go.jp/node/43969