cOAlition S、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”での出版者の登録受付を開始

2022年5月24日、cOAlition Sが、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”への出版者の登録受付を開始したと発表しました。

登録完了後、出版者はジャーナルレベルで刊行頻度、査読プロセス、論文処理費用(APC)や購読の費用等の情報を登録できます。発表の中では、出版者にとってのメリットとして、サービスの性質と価格を透明かつ実用的な方法で伝えられ、価格の公平性・妥当性に関する図書館等からの信頼を築くための会話や比較を可能とすることを挙げています。

図書館員や図書館コンソーシアム、助成機関は2022年秋からサービス利用のための登録が可能となる予定とあります。

Plan S Journal Comparison Service: open for publishers to register and deposit price and service data(cOAlition S, 2022/5/24)
https://www.coalition-s.org/plan-s-journal-comparison-service-open-for-publishers-to-register-and-deposit-price-and-service-data/

参考:
cOAlition S、学術誌のサービス・価格の可視性を高めるためのウェブサービス“Journal Comparison Service”の構築開始を発表:英国のCottage Labs社が落札
Posted 2021年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/45347

cOAlition S、「価格・サービス透明性のフレームワーク」の運用を支援するウェブサービス構築のための入札案内書を公開
Posted 2021年5月12日
https://current.ndl.go.jp/node/43969