2020年5月19日、福井県は、県有施設等の混雑情報を営利・非営利を問わず無償で二次利用可能なオープンデータとして公開したことを発表しました。
福井県は公開の目的として、混雑状況を事前に確認し、「三密」回避に役立てるためウェブサイトやアプリケーション開発のサポートを挙げています。福井県のウェブサイトから県有施設等の施設名、混雑状況、開館時間、休館日などが示されたCSV形式のデータがダウンロードできます。データは随時更新されます。
また、2020年5月20日付の中日新聞の報道で、民間有志が福井県の提供する同データを利用して、混雑状況の一覧をスマートフォンなどで閲覧可能な「福井県施設ダッシュボード」を公開したことが紹介されています。「福井県施設ダッシュボード」では、福井県立図書館や福井県立歴史博物館、福井県立美術館等の各施設について、現在の開館状況や混雑状況、来館時の注意事項等を確認することができます。各施設の管理者はスマートフォンなどで専用システムに「混雑している」「混雑していない」を入力すると、すぐにオープンデータに反映させることも可能になっています。
新着情報一覧(福井県)
https://www.pref.fukui.lg.jp/news.html
※「県有施設等の混雑情報をオープンデータ化します[2020年5月19日]」とあります
県有施設等の混雑情報をオープンデータ化します(福井県)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei-jouhou/facilinow.html
県有施設の混雑状況をオープンデータに 出発前に確認、スマホでOK(中日新聞,2020/5/20)
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20200520/CK2020052002000021.html
福井県施設ダッシュボード
https://code4fukui.github.io/facilinow/
参考:
福井県、「福井県オープンデータライブラリ」のデータを活用したアプリケーション、オープンデータの推進につながるアイデアについての「オープンデータコンテスト」開催を発表 応募受付中
Posted 2015年7月29日
https://current.ndl.go.jp/node/29028
CA1939 – 公共図書館の地域資料を活用した没年調査ソンのすすめ~福井県での事例から~ / 鷲山香織
カレントアウェアネス No.338 2018年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1939
E2235 – 2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館<報告>
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2235