国際公文書館会議(ICA)、新型コロナウイルス感染症流行下における意思決定の文書化等を求める声明を公表

2020年5月4日、国際公文書館会議(ICA)は、声明「COVID-19:文書化の義務は危機において停止するものではなく、より一層重要になる」を公表しました。

この声明は、ICAと情報コミッショナー国際会議(International Conference of Information Commissioners、ICIC)が作成したものであり、研究マネジメント専門職ネットワーク(ARMA International)、科学技術データ委員会(CODATA)、電子情報保存連合(DPC)、研究データ同盟(RDA)、 ユネスコの「世界の記憶」プログラム、世界科学データシステム(WDS)より支持を得ています。

この声明は、世界中の政府、企業、および研究機関に、現在および将来の意思決定等を文書化することを求めています。特に、「意志決定は記録されなければならない」、「全てのセクターにおいて記録とデータは保護・保存されるべきである」、「シャットダウンしている間でも、デジタルコンテンツのセキュリティ、保存、アクセスは促進されるべきである」と呼び掛けています。

All ICA News(ICA)
https://www.ica.org/en/all-ica-news
※2020年5月4日付けのニュースに“COVID-19: The duty to document does not cease in a crisis, it becomes more essential”とあります。

COVID-19: The duty to document does not cease in a crisis, it becomes more essential(ICA, 2020/5/4)
https://www.ica.org/en/covid-19-the-duty-to-document-does-not-cease-in-a-crisis-it-becomes-more-essential

COVID-19: The duty to document does not cease in a crisis, it becomes more essential(ICA)[PDF:2ページ]
https://www.ica.org/sites/default/files/covid_the_duty_to_document_is_essential.pdf