国際公文書館会議(ICA)、ガザ地区の公文書館・図書館における文書等の破壊に関して声明を発表

2023年12月13日、国際公文書館会議(ICA)が、ガザ地区(パレスチナ)の公文書館・図書館における文書等の破壊に関して声明を発表しました。

声明では、ガザ地区の中央公文書館や主要な公共図書館が爆撃され、百年前の歴史的文書が破壊されたとする報を受けて、同地区の文書遺産の将来に対する深い懸念が表明されています。また、同地区の全ての当事者に対して、記録遺産や文化遺産を管理する専門家に危害を加えないことや、1954年の「武力紛争の際の文化財の保護に関する条約」を遵守し、これらの遺産を破壊しないことを強く求めるとしています。

All ICA News(ICA)
https://www.ica.org/en/all-ica-news
※2023年12月13日付けで“Statement of the International Council on Archives on the Destruction of the Central Archives of the Municipality of Gaza”が掲載されています。

Statement of the International Council on Archives on the Destruction of the Central Archives of the Municipality of Gaza(ICA)
https://www.ica.org/en/statement-of-the-international-council-on-archives-on-the-destruction-of-the-central-archives-of-the

参考:
国際博物館会議(ICOM)、イスラエル及びパレスチナに関する声明を発表 [2023年11月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/195231

国際図書館連盟(IFLA)、ガザ地区とイスラエルの状況に関するIFLA会長と事務局長の共同声明を発表 [2023年10月31日]
https://current.ndl.go.jp/car/194848