2015年6月14日、北海道の苫小牧市立中央図書館はサービスアンケートの実施結果を同館のウェブサイト上で公開しました。アンケートは2015年4月に実施され、内容は利用実態や図書館広報の実態把握、サービス認知度等について問うもので、回収数は365で、回収率は73%でした。
以下のような内容についても報告されています。
●回答者の属性
・60代からの回答が最多(108名、約30%)
●図書館の新刊情報やイベントの情報を入手する手段(複数回答可)
・「館内掲示」が最多(214名が選択)
・「図書館報」は6名、「図書館HP/ブログ」は63名が選択
●良く読む本/雑誌のジャンル(複数回答可)
・「小説・文芸」が最多(227名が選択)、次いで「実用書」(194名が選択)
・3位のジャンルは「健康・医療」(72名が選択)
●読みたい本を探すとき、最も参考にするもの(単一回答)
・「新聞」が最多(114名が選択)
・2位は「図書館」や「書店」に僅差で勝り「インターネット」(68名が選択)
●図書館の利用頻度と利用目的(単一回答)
・頻度は「月に1回以上」が最多(250名が選択)
・目的は「読書」が最多(252名が選択)
●10年後の苫小牧市立中央図書館に一番必要と思われること(単一回答)
・「新刊資料提供」、「飲食スペースの充実」の回答数が最多(いずれも123名が選択)
●図書館で借りて気に入った本を、書店で購入することはあるか
・「買ったことがある」が156名、「よくある」が19名
・「買ったことがない」は141名
また、このほか、インターネット利用についてもたずねていて、「使用するデバイス(端末)/ブラウザ/SNS サービスとも分散」しているとの結果が出たようです。
苫小牧市立中央図書館 サービスアンケート 実施結果報告(苫小牧市立中央図書館)
http://www.tomakomai-lib.jp/kiji/2015061400018/files/2015_Questionnaire.pdf
過去の新着情報(苫小牧市立中央図書館, ※2015/6/14付で、「『2015図書館サービスアンケート実施結果』を公開します。」とあります。)
http://www.tomakomai-lib.jp/kiji/
参考:
E1667 – NDL,情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査の成果を公開
カレントアウェアネス-E No.279 2015年4月9日
http://current.ndl.go.jp/e1667
大阪府、「読書と図書館利用に関するアンケート」の結果を公表
Posted 2011年3月30日
http://current.ndl.go.jp/node/17878
埼玉県立図書館、2010年度来館利用者アンケートの調査結果を公表
Posted 2011年3月4日
http://current.ndl.go.jp/node/17716