2023年2月13日、出版倫理委員会(COPE)が世界医学雑誌編集者協会(WAME)やJAMA NetworkとともにChatGPT といった人工知能(AI)ツールを論文の著者としては認められないとの見解を示していました。
AIツールは、作品に責任を持つことができないため、オーサーシップの要件を満たすことができないとしています。AIツールを用いた場合は、論文内でどのツールを、どのように用いたかを明記すること、また出版倫理に違反した場合にはAIツールが作成した箇所であっても著者が責任を負うと記載されています。
COPE position statement. Authorship and AI tools(COPE, 2023/2/13)
https://publicationethics.org/cope-position-statements/ai-author
参考:
ケンブリッジ大学出版局(CUP)、人工知能(AI)研究倫理ポリシーの設定を発表 [2023年03月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/174955
米国科学アカデミー(NAS)、PNAS誌におけるジェネレーティブAIに関するポリシーを発表[2023年03月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/173649
Taylor & Francis、論文執筆におけるAIツールの使用に関する見解を公開 [2023年02月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/172885
arXiv、ChatGPTをはじめとした文章自動生成ツールに関する新たなポリシーを策定 [2023年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/171902