米国物理学協会の出版部門(AIP Publishing)、AIを用いた大規模言語モデルの使用に関するガイダンスを発表

2023年2月10日、米国物理学協会の出版部門(AIP Publishing)が、“Ethics for Authors”のページを更新し、人工知能(AI)を用いた大規模言語モデルの学術コミュニケーションにおける使用に関するガイダンスを追加したと発表しました。

発表の中では、ChatGPTをはじめとしたツールは著者として記載されるべきではないこと、使用した場合は編集者や査読者に知らせること、適切な章でツールの使用に関する情報提供を行うこと、論文の全ての共著者は倫理・剽窃ガイドラインに沿っていることを保証する責任があること等が述べられています。

On the Use of AI Language Models in Scholarly Communications at AIP Publishing(AIP Publishing, 2023/2/10)
https://publishing.aip.org/about/news/on-the-use-of-ai-language-models-in-scholarly-communications-at-aip-publishing/

参考:
Taylor & Francis、論文執筆におけるAIツールの使用に関する見解を公開 [2023年02月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/172885

arXiv、ChatGPTをはじめとした文章自動生成ツールに関する新たなポリシーを策定 [2023年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/171902

チャットボットChatGPTが共著者として記載された研究論文(記事紹介)[2023年01月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/171366

自動論文生成ソフト“SCIgen”による論文は依然として存在する(記事紹介)[2021年06月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/44174

AIがあなたの論文の草稿を書いてくれるソフトウェアがリリースされる 何がまずいのか?(記事紹介) [2017年11月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/34999

Springerらが自動生成論文を検出するオープンソースソフトウェアSciDetectを開発[2015年03月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/28213

Springer、同社の会議録に自動論文生成ソフトSCIgenで作成されたペーパーが含まれていたことについての報告書を公開[2014年08月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/26821

SpringerとIEEE、機械生成されたでたらめな論文120本以上をプラットフォームから削除[2014年02月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/25553

CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.321 2014年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1829