カレントアウェアネス
No.350 2021年12月20日
CA2010
大学カリキュラムへの情報リテラシー教育の統合に関するモデルおよび理論
城西大学経営学部・教職課程センター:井田浩之(いだひろゆき)
1. はじめに
本稿では、情報リテラシー教育を大学のカリキュラムに統合するための理論とそのモデルについて論じる。「情報リテラシー」は、図書館情報学から登場した概念(1)で、その実践も広く行われている。ところが、カリキュラムへの統合(integration)をめぐっては、いまだに最終的な解決策は提示されておらず、大学図書館(以下「図書館」)とカリキュラムの隔たりをどのように埋めるかが依然として中心的課題である。なぜその隔たりは生じるのだろうか。
本稿では、まず情報リテラシーの概念自体の複雑さを検討し、次に近年提唱されている統合モデルの検討を行う。その後、図書館員の役割を再考した後に、今後の課題を提示する。
カリキュラムへの統合を考える場合、専門分野への統合が中心的な課題であるが、本稿では、個別具体的な学問領域に特化するのではなく、幅広い取り組みに資する視点を提案することとする。また、近年の研究成果を伝えることも担っているため、海外の文献が多くなっているが、カリキュラムへの統合は、日本での実践を念頭に置いている。
2. 情報リテラシーの概念の複雑さをめぐって
情報リテラシーは定着した概念と言えるかもしれないが、実践への適応をめぐっては、その概念的複雑さが指摘されている(2)。英米圏における主要なフレームワークにおいては、概念と実践とを結びつけるために、絶えずその評価・見直しがなされている。2000年に発表された米国大学・研究図書館協会(ACRL)の基準は、研究の知見や情報技術の変化などを踏まえてタスクフォースでの検討を行い、大幅な改訂作業が行われた(3)。その知見を踏まえた改訂版(2015年版)(CA1870参照)では「学習の感情、態度、価値観」という側面に対処する方法を記した「心構え(Dispositions)」などが新たに追加されている(4)。英国では、2011年に英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が改訂版を発表したフレームワーク(5)について、1999年に作成された原版の「図書館中心的すぎる点」や「スキルに偏重している点」が学術的な知見も踏まえて修正され公表されている(6)。このように、フレームワークは実践を後押しする側面を持つ一方で、常に実践への適応可能性が問われている点は念頭に置くべきだろう(7)。その点では、現在私たちが当然視している情報リテラシーの概念は、万全ではないことを前提にする必要がある。
この概念については、情報リテラシーの研究者側からも多様な知見に基づく見直しが行われている。主に質的研究手法を用いて、情報利用者の世界を解明し、その性質に基づく概念の見直しが多い。例えば、現象学的な手法により、大学教員の情報リテラシーに対する認識の違いから一定の法則を記述する研究や(8)、丹念な事例研究を通したカリキュラムへの統合過程と意味生成を解明する研究(9)、情報リテラシーを社会文化的なものだと捉える立場が登場している(10)。情報リテラシーは、一見スキルと捉えられがちであるが、これらの研究では、利用者の行動様式の社会文化的な側面への注目を促している点が共通している。
以上のように、情報リテラシーの概念そのものの見直しが進んでいる中、カリキュラムの概念をどのように情報リテラシー教育に反映させるかが実践上の課題となっている。現状は、図書館と教員の世界の間に存在する認識上の断絶を埋めることが課題であることも指摘されており、図書館員側だけでなく教員側の認識にも目を向けるべきであることが指摘されている(11)。次章では、近年提唱されている情報リテラシーの統合のモデルについて概観し、カリキュラムの把握方法についても検討する。
3. カリキュラムへの統合モデル
まずカリキュラムが重要な理由を説明しておきたい。中央教育審議会による2008年の答申『学士課程教育の構築に向けて』(12)において、カリキュラムの体系化が重視されたことが大きい。この答申では「学士力」が提案され、「学び方を学ぶ」技能の重要性が示されることになった。その一例として、初年次教育の充実などが挙げられたが、「学び方を学ぶ」視点を強化する点で、情報リテラシー教育の貢献がまさに求められ、しかも体系化されたカリキュラムの中にどう統合するかが重要な課題となったと言える。
先行研究では、情報リテラシー教育の実施形態として、初年次教育、学部関連科目、教員とのティーム・ティーチング、ファカルティ・ディベロップメントが挙げられている(13)。統合については、コースレベル、プログラムレベル、組織レベルなどがあるとされている(14)。すなわち、多岐にわたる場面や複数レベルで実施されていることから、決定的な実践方法が存在するわけではないことが見えてくる。
ここでは情報リテラシーのカリキュラムへの統合モデルの例として、ワン(Li Wang)のモデルを紹介したい(図1)(15)。ワンは、合計4校(内訳:3校はオーストラリア、1校はニュージーランド)に所属する教員、図書館員に半構造化インタビューを実施し、そこからカリキュラムへの統合を具現化する重要な要素として4つの側面を示している(図2)。「What」(何を教えるか)は、カリキュラム目標との関連で考える必要性を、「Who」(関係者)は重要な利害関係者(学部・学科長など)との連携を、「How」(方法)は、コースカリキュラムや、年次ごとのカリキュラムの構造や評価方法などとの関連を、「Outcome」(成果)は、指導内容(What)がどのように学部のポリシーなどと結びついているかを意味する。これらをカリキュラム統合の糸口として提示したのである(16)。
図1 ワンが示した情報リテラシーのカリキュラムへの統合モデル
出典:Wang, Li. Integrating information literacy into higher education curricula : An IL curricular integration model. 2010, p. 156.
図2 カリキュラムへの統合の重要な4側面
出典:Wang, Li. Integrating information literacy into higher education curricula : An IL curricular integration model. 2010, p. 156.
ワンの研究が注目に値するのは、図書館員がカリキュラムへアプローチするための方法を具現化し、その世界を捉える方法を提案した点であり、カリキュラムへの統合を考える上で非常に有益な指標になる可能性が高いと言える。
しかし、ワンの研究に対する問題点も指摘されている。学部の性質の違いや教員の研究スタイルの複雑さをどのように反映するかが十分ではないこと、「図書館の考える」情報リテラシー能力を一方的に導入しようとしており、教員の実態とは異なっている点である(17)。
しかも、ワンの研究を精緻化するためには、図書館員が学問分野に内包されたアカデミックな価値観や文化をどのように把握し、反映させていくのかも課題となる。図書館はカリキュラムの外からカリキュラムへの関わりを持つため、教育方法上の問題(学生のコースワークに関与できない、授業や評価のデザインに関われないこと)、組織文化の問題(教員との関係が最低限に限られていること、シラバスで書かれていることと到達課題が一体化していないこと)が依然として残る(18)。図書館員が、徐々に教育への関わりを拡張している現状からも、図書館とカリキュラムをつなぐ働きをする可能性を有している(19)とされているが、先述の通り一定のモデルに基づいたアプローチができるわけでもないことから、図書館員の実践知を持続可能かつ継続的なものにし、カリキュラムの柔軟な捉え方を可能にする仕組み作りが課題となる。次章では、変わりゆく図書館員の役割について考察したい。
4. 図書館員の役割について
図書館員の果たす役割が変化し、情報リテラシー教育への対応を拡充する専門職へと変容していることが指摘されている(20)。つまり図書館と教員を橋渡しすることで、教育機能を強化することが期待されているのである。従来の専門職に期待される役割が、組織や社会の置かれた状況の変化によって、変わることはよくある。後発的かつ創発的に組織の教育的な使命を果たすために、専門職が新しく置かれた場所を考える枠組みは「サード・スペース理論」として知られている(21)。図書館員は情報リテラシー教育に積極的に取り組んでおり、一定の成果も共有されつつあるが、この変容する役割を理論化し、専門職の文脈―――「サード・スペース理論」に位置付ける試みは十分になされているとは言えない(22)。情報リテラシー教育をカリキュラムに統合するためには、図書館員の役割に対する説明を精緻化することで、図書館員による情報リテラシー教育を活性化することも必要となる。
そして、問題はサード・スペースに置かれた図書館員が、教員とカリキュラム開発の過程を共有し、重層的な教員の世界を捉える可変的な枠組みの開発であろう(23)。実際のカリキュラムは複雑な性質を有しており(24)、図書館員がそこに絡む教員の意思決定や教育方法などを、どのように見取ることができるのかが、統合を考えていくための重要な点であると言える。
5. 今後に向けて
以上、情報リテラシー教育のカリキュラム統合に関する現状について、近年の先行研究を踏まえつつ概観してきた。結論として、情報リテラシーに関する実践は進展しており、実践報告を超えて、実践中に起きる現象を解釈する方法が求められている段階に来ていると言えそうである。
残された課題としては、カリキュラムへの統合を考える場合に、組織全体としての位置付け、能力開発を支援する持続可能的な研修体制の開発がある。その中でも、図書館員が情報リテラシー教育(主にインストラクショナル・デザインや教育方法)に関する知識を有することを常識にするための方策も必要であろう。
カリキュラムは社会状況的かつ創発的であり、その柔軟性を捉えるためのカリキュラムの理論的枠組みの検討も課題である。今後も引き続き模索していく必要がある。
(1) 野末俊比古. “情報リテラシー教育”. 情報探索と情報利用. 田村俊作編. 勁草書房, 2001, p. 229-278.
(2) 山内祐平. デジタル社会のリテラシー : 「学びのコミュニティ」をデザインする. 岩波書店, 2005, 232p.
または
Secker, Jane. “The Trouble with Terminology: Rehabilitating and Rethinking ‘Digital Literacy’”. Digital Literacy Unpacked. Reedy, Katharine.; Parker, JO., ed. London, Facet Publishing, 2017, p. 13-20.
(3) 兵藤健志. 米国における情報リテラシー教育の現状と展望:ACRL高等教育のための情報リテラシー能力基準を中心に. 情報の科学と技術. 2014, 64(1), p. 15-21.
https://doi.org/10.18919/jkg.64.1_15, (参照 2021-08-20).
(4) ACRL. Framework for Information Literacy for Higher Education. 2015.
http://www.ala.org/acrl/sites/ala.org.acrl/files/content/issues/infolit/Framework_ILHE.pdf, (accessed 2021-08-20).
国内向けの解説としては、以下の文献があるが2015年版の「枠組み」は2000年の「能力基準」の内容を引き継ぐものではあるものの、「改訂」という位置づけをすることは難しいとされている。
小田光宏. ACRL高等教育のための情報リテラシーの「枠組み」 -白熱する議論に向けて-. カレントアウェアネス. 2016, (327), CA1870, p. 24-27.
https://doi.org/10.11501/9917292, (参照 2021-08-20).
(5) The SCONUL Seven Pillars of Information Literacy: Core Model For Higher Education. SCONUL Working Group on Information Literacy. 2011, 14p.
https://www.sconul.ac.uk/sites/default/files/documents/coremodel.pdf, (accessed 2021-08-20).
(6) Goldstein, Stéphane. Perceptions of the SCONUL Seven Pillars of Information Literacy: A Brief Review. 2015, 8p.
https://www.sconul.ac.uk/sites/default/files/documents/Seven%20Pillars%20Review%202015.pdf, (accessed 2021-08-20).
(7) Gross, Melissa.; Latham, Don.; Julien, Heidi. What the framework means to me: Attitudes of academic librarians toward the ACRL framework for information literacy for higher education. Library & Information Science Research. 2018, 40(3-4), p. 262-268.
https://doi.org/10.1016/j.lisr.2018.09.008, (accessed 2021-08-20).
Mohamed, Shehaamah. A Critical Praxis in the Information Literacy Education Classroom Using the ACRL Framework for Information Literacy for Higher Education. Information Literacy in Everyday Life. 2019, p. 506-521.
https://doi.org/10.1007/978-3-030-13472-3_48, (accessed 2021-08-20).
(8) Boon, Stuart.; Johnston, Bill.; Webber, Sheila. A phenomenographic study of English faculty’s conceptions of information literacy. Journal of Documentation. 2007, 63(2), p. 204-228.
https://doi.org/10.1108/00220410710737187, (accessed 2021-08-20).
(9) 長澤多代. 大学教育における教員と図書館員の連携を促すカスタマイズ型の学習支援 : アーラム・カレッジのケース・スタディをもとに. 日本図書館情報学会誌. 2012, 58(4), p. 185-201.
https://doi.org/10.20651/jslis.58.4_185, (参照 2021-08-20).
など。なお事例研究による取り組みについては、同著者による一連の論考を参考のこと。
(10)Lloyd, Annemaree. Information literacy landscapes: an emerging picture. Journal of Documentation. 2006, 62(5), p. 570-583.
https://doi.org/10.1108/00220410610688723, (accessed 2021-08-20).
Lloyd, Annemaree.; Williamson, K. Towards an understanding of information literacy in context: Implications for research. Journal of Librarianship and Information Science. 2008, 40(1), p. 3-12.
https://doi.org/10.1177/0961000607086616, (accessed 2021-08-20).
Lloyd, Annemaree. Information literacy as a socially enacted practice: Sensitising themes for an emerging perspective of people‐in‐practice. Journal of Documentation. 2012, 68(6), p. 772-783.
https://doi.org/10.1108/00220411211277037, (accessed 2021-08-20).
Budd, John M.; Lloyd, Annemaree. Theoretical foundations for information literacy: A plan for action. Proceedings of the American Society for Information Science and Technology. 2014, 51(1), p. 1-5.
https://doi.org/10.1002/meet.2014.14505101001, (accessed 2021-08-20).
(11)Bury, Sophie. Learning from faculty voices on information literacy: Opportunities and challenges for undergraduate information literacy education. Reference Services Review. 2016, 44(3), p. 237-252.
https://doi.org/10.1108/RSR-11-2015-0047, (accessed 2021-08-20).
(12)学士課程教育の構築に向けて. 中央教育審議会. 2008, 58p.
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2008/12/26/1217067_001.pdf, (参照 2021-08-20).
(13)Fister, Barbara.; Eland, Thomas. Curriculum Issues in Information Literacy Instruction. Information Literacy Instruction Handbook. Cox, Christopher N.; Lindsay, Elizabeth Blakesley.,ed. ACRL, 2008, p. 94-103.
また、これからの図書館の役割については次の文献も参考のこと。
野末俊比古. 教育・学修支援と情報リテラシー教育 −「新しい学び」を実現する大学図書館へ−. 大学図書館研究. 2017, 105, p. 1-8.
https://doi.org/10.20722/jcul.1497, (参照 2021-08-20).
(14)Saunders, Laura. Information Literacy as a Student Learning Outcome: As Viewed from the Perspective of Institutional Accreditation. Libraries Unlimited, 2010, 380p.
https://www.proquest.com/docview/864898665, (accessed 2021-08-20).
(15)Wangによる著作は以下の通りである。
Wang, Li. Integrating information literacy into higher education curricula : An IL curricular integration model. 2010, 252p.
https://eprints.qut.edu.au/41747/, (accessed 2021-08-20).
Wang, Li. An information literacy integration model and its application in higher education. Reference Services Review. 2011, 39(4), p. 703-720.
http://dx.doi.org/10.1108/00907321111186703, (accessed 2021-08-20).
Wang, Li. “Curriculum and Curriculum Integration of Information Literacy in Higher Education”. Developing People’s Information Capabilities: Fostering Information Literacy in Educational, Workplace and Community Context. Emerald Group Publishing Limited, 2013, p. 31-49.
https://doi.org/10.1108/S1876-0562(2013)0000008007, (accessed 2021-08-20).
(16)Wang, Li. Integrating information literacy into higher education curricula : An IL curricular integration model. 2010, 252p.
https://eprints.qut.edu.au/41747/, (accessed 2021-08-20).
(17)Farrell, Robert.; Badke, William. Situating information literacy in the disciplines: A practical and systematic approach for academic librarians. Reference Services Review. 2015, 43(2), p. 319-340.
http://dx.doi.org/10.1108/RSR-11-2014-0052, (accessed 2021-08-20).
(18)Booth, C.; Lowe, M. S.; Tagge, N.; Stone. S. M. Degrees of Impact: Analyzing the Effects of Progressive Librarian Course Collaborations on Student Performance. College & Research Libraries. 2015, 76(5), p. 623-651.
https://doi.org/10.5860/crl.76.5.623, (accessed 2021-08-20).
(19)Luca, Edward Joseph. Reflections on an Embedded Librarianship Approach: The Challenge of Developing Disciplinary Expertise in a New Subject Area. Journal of the Australian Library and Information Association. 2019, 68(1), p. 78-85.
https://doi.org/10.1080/24750158.2019.1573631, (accessed 2021-08-20).
(20)Abrizah, A.; Inuwa, Samaila.; Afiqah-Izzati, N. Systematic Literature Review Informing LIS Professionals on Embedding Librarianship Roles. The Journal of Academic Librarianship. 2016, 42(6), p. 636-643.
https://doi.org/10.1016/j.acalib.2016.08.010, (accessed 2021-08-20).
(21)Whitchurch, Celia. Shifting Identities and Blurring Boundaries: The Emergence of Third Space Professionals in UK Higher Education. Higher Education Quarterly. 2008, 62(4), p. 377-396.
https://doi.org/10.1111/j.1468-2273.2008.00387.x, (accessed 2021-08-20).
(22)Law, Derek. “The Changing Roles and Identities of Library and Information Services Staff”. Academic and Professional Identities in Higher Education: The Challenges of a Diversifying Workforce. Gordon, George.; Whitchurch, Celia., ed. Routledge, 2010, p. 185-198.
http://dx.doi.org/10.4324/9780203865255, (accessed 2021-08-20).
Ida, Hiroyuki. “How can we theorize academic librarians’ cross-boundary identity? — Focusing on information literacy as a new dimension of librarians’ jobs”. The Changing Shape of Higher Education : Can excellence and inclusion cohabit?. UK, 2018-12-05/07. Society for Research into Higher Education, 2018.
https://srhe.ac.uk/arc/18/0213.pdf, (accessed 2021-08-20).
(23)Ida, Hiroyuki. “Why Information Literacy Integration Doesn’t Work: Exploring the Experience of Academic Staff.” Information Literacy in Everyday Life. 2019, p. 454-461.
https://doi.org/10.1007/978-3-030-13472-3_43, (accessed 2021-08-20).
(24)Barnett, Ronald. Supercomplexity and the Curriculum. Studies in Higher Education. 2000, 25(3), p. 255-265.
https://doi.org/10.1080/713696156, (accessed 2021-08-20).
[受理:2021-10-29]
井田浩之. 大学カリキュラムへの情報リテラシー教育の統合に関するモデルおよび理論. カレントアウェアネス. 2021, (350), CA2010, p. 10-13
https://current.ndl.go.jp/ca2010
DOI:
https://doi.org/10.11501/11942243
Ida Hiroyuki
Overview of Models and Theories on the Integration of Information Literacy into Higher Education Curriculum