カレントアウェアネス-E
No.53 2005.02.16
E295
2004年の米図書館界の10大ニュース
米国図書館協会(ALA)の機関誌American Libraries 2004年12月号に,恒例の米図書館界10大ニュースが掲載された。
- (1) シアトル公共図書館等の新館開館(E207参照)
- (2) 開館時間短縮,解雇,閉鎖(E276参照)
- (3) 愛国者法のプライバシー侵害(E254参照)
- (4) 音楽CD騒動(E227参照)
- (5) CIPAの悪影響(E246参照)
- (6) 次世代リーダー像をめぐる議論
- (7) RFIDタグ導入とプライバシー問題(E140参照)
- (8) クラーク・アトランタ大学図書館情報学大学院閉鎖問題
- (9) 大統領図書館をめぐる話題
- (10) オーランドの政治問題
上位5つと7位のニュースについては既に本誌で取り上げているので各記事を参照されたい。6位は,次世代リーダー像をめぐって展開されているベビーブーム世代(50代前後)とX世代(30代前後)との間の議論,8位は黒人司書の養成に大きな役割を果してきたクラーク・アトランタ大学図書館情報学大学院が5月までに閉鎖される問題,9位はクリントン,リンカーンの両大統領図書館が開館した話題,10位はALA年次大会(オーランド)におけるイラク戦争をめぐるホットな議論となっている。
Ref:
The top ten library stories of 2004. American Libraries. 35(11), 2004, 26-30.
E207
E276
E254
E227
E246
E140