E2000 – 『カレントアウェアネス-E』の8年間

カレントアウェアネス-E

No.342 2018.02.22

 

 E2000

『カレントアウェアネス-E』の8年間

 

 メールマガジン『カレントアウェアネス-E』(CA-E)は,このたび掲載記事数が2,000本に達しました。2009年12月2日発行のNo.162に掲載した1,000本目の記事では,それまでのCA-Eの足跡を簡単に振り返るとともに,今後のCA-Eを展望しています(E1000参照)。本記事では,E1001からこれまでの記事を概観し,その変化を簡単にまとめてみます。

 1,000本目の記事「CA-Eのこれまでとこれから―999記事の軌跡とアンケートから」では,2002年10月のCA-E創刊から,2009年11月18日発行のNo.161までを対象に,本文の文字数,アクセスランキング,執筆者の割合,メールマガジン登録者数の変化を振り返っています。本文の長さは,No.161では1記事当たり平均約1,200文字でしたが,2018年2月8日発行のNo.341では1記事当たり平均約2,000文字となっています。No.1の掲載記事6本の平均が約500文字なので,長さは約4倍になりました。

 E1001からこれまでの記事のうち,現在までの累積のアクセス数が最も多いのは,「E1042– 米国議会図書館,Twitterの全公開ツイートを保存へ」でした(米国議会図書館(LC)では,2018年1月1日からTwitterの公開ツイートの収集を選択収集に変更しています)。アクセス数が上位の記事を見てみると,インタビュー記事(E1503E1035E1252E1133E1007参照)が目立ちます。また,ぬいぐるみのお泊まり会に関する記事(E1127E1088参照)がいくつか見られますが,最近でも依然として関心が高いようです(E1912参照)。

 執筆者の割合については,近年,国立国会図書館(NDL)の館外の関係者に積極的に執筆をお願いして,所属する図書館の事業の紹介記事や,参加したイベントの報告記事などを執筆してもらっています。その結果,2009年4月から11月までの期間では事務局以外の執筆者の割合は約40%でしたが,2017年2月から2018年1月までの1年間では,80%を超えました。2016年度に実施した「カレントアウェアネス・ポータル」に関するアンケートでは,NDL職員以外が執筆するおもしろい記事が増えた,といった感想も寄せられています。このような館外の執筆者の皆様の御協力によりCA-Eは刊行されています。ここで改めて,執筆者の皆様に感謝申し上げます。

 メールマガジン登録者数(NDL職員は除く)は,2009年11月現在,4,499人でした。2018年2月8日発行のNo.341配信時点では,5,410人となっています。

 2016年度に実施したアンケートでは,CA-Eの満足度は94%でした。また,多くの温かい励ましの言葉もいただきました。読者の皆様にとって役立ち,刺激を受け,一方では癒されるような記事を提供できるよう,より一層努力していきます。引き続きご愛読のほど,どうぞよろしくお願いいたします。

関西館図書館協力課調査情報係

Ref:
https://blogs.loc.gov/loc/2017/12/update-on-the-twitter-archive-at-the-library-of-congress-2/
http://current.ndl.go.jp/files/enquete/2016report.pdf
E1000
E1042
E1503
E1035
E1252
E1133
E1007
E1127
E1088
E1912