GDC Difusión Científica、F1000 Researchと提携してラテンアメリカのオープンアクセス(OA)出版ゲートウェイを構築

2022年1月11日付のF1000のお知らせで、GDC Difusión Científicaが、F1000 Researchと提携してオープンアクセス(OA)出版ゲートウェイ“GDC Open Research in Latin America”を構築したと発表されました。

GDC Difusión Científicaは、ラテンアメリカの学術・文化機関に対してソフトウェアや電子書籍等を提供している企業です。発表の中では、F1000 Researchの出版プラットフォームを利用した同地域で初のゲートウェイであり、研究支援・促進を目的としていること等が述べられています。

同地域に焦点を当てたものをはじめとした様々な分野について、論文、ソフトウェアツール、ポリシーブリーフ等18種類のフォーマットの研究成果の投稿を受け付けているとあります。論文については英語での投稿・公開が求められていますが、ポスターやスライドといった一部の種類の研究成果はスペイン語でも受け付ける予定であるとしています。

GDC Difusión Científica launches F1000’s first open access publishing hub in Latin America(F1000, 2022/1/11)
https://f1000.com/gdc-difusion-cientifica-launches-f1000s-first-open-access-publishing-hub-in-latin-america/

GDC Open Research in Latin America(F1000 Research)
https://f1000research.com/gateways/gdcopenresearch/about-this-gateway

参考:
イスラエル科学財団(ISF)、F1000 Researchと提携して同財団の研究助成による成果物をオープンアクセス(OA)出版するゲートウェイ“ISF Gateway”の運用を開始
Posted 2020年9月11日
https://current.ndl.go.jp/node/41981

E2288 – 研究成果公開の新たな国際標準に向けた筑波大学の取組
カレントアウェアネス-E No.396 2020.08.20
https://current.ndl.go.jp/e2288

CA1910 – ラテンアメリカのオープンアクセスとLa Referencia / 水野翔彦
カレントアウェアネス No.334 2017年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1910