2023年9月21日、埼玉大学が、“F1000 Japan Institutional Gateway”と提携したことを発表しました。同大学の研究者が、英語又は日本語のオープンアクセス(OA)論文を“Japan Institutional Gateway”(JIG)に投稿・出版することができるようになるとしています。
JIGは、筑波大学がサポートしているオープンリサーチ出版サービスです。OA論文等の迅速な出版と公開査読が特徴であるF1000 Researchの出版モデルを採用しており、英語・日本語の論文に対応しています。
また、F1000の発表によると、埼玉大学のほか、富山大学も提携機関になったとし、これは、東海大学、筑波技術大学、宇都宮大学に続くものであるとしています。
オープンリサーチ出版ゲートウェイ「F1000 Japan Institutional Gateway」と提携しました(埼玉大学, 2023/9/21)
https://www.saitama-u.ac.jp/news_archives/2023-0921-1427-9.html
Saitama University and University of Toyama join F1000’s Japan Institutional Gateway as affiliates(F1000, 2023/9/20)
https://f1000.com/jig-affiliates-announcement/
※ページ下部に日本語の説明があります。
参考:
英語・日本語に対応したオープンリサーチ出版サービス「筑波大学ゲートウェイ」、“Japan Institutional Gateway”としてリニューアル:他機関も参加可能に [2022年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/46728
F1000Researchの対象が全分野に拡大:人文・社会科学等が追加 [2021年10月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/44999
E2288 – 研究成果公開の新たな国際標準に向けた筑波大学の取組
カレントアウェアネス-E No.396 2020.08.20
https://current.ndl.go.jp/e2288