日本学術会議、見解「研究活動のオープン化、国際化が進む中での科学者コミュニティの課題と対応―研究インテグリティの観点から―」を公開

2023年9月21日、日本学術会議科学者委員会学術体制分科会は、見解「研究活動のオープン化、国際化が進む中での科学者コミュニティの課題と対応―研究インテグリティの観点から―」を公開しました。

同見解では、研究インテグリティを、「研究活動のオープン化、国際化が進展する中で、科学者コミュニティが、資金や環境、信頼等の社会的負託を受けて行う研究活動において、自主的・自律的に担保すべき健全性と公正性及び、そのための、透明性や説明責任に関するマネジメント」と定義しています。

研究インテグリティの定義と目的、ステークホルダーの役割分担と連携、ガイドラインの策定・運用、機密情報・機微情報を含む研究への対応などについて、まとめられています。

見解「研究活動のオープン化、国際化が進む中での科学者コミュニティの課題と対応―研究インテグリティの観点から―」[PDF:627KB]
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-k230925.pdf

見解「研究活動のオープン化、国際化が進む中での科学者コミュニティの課題と対応―研究インテグリティの観点から―」のポイント(日本学術会議)
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/kohyo-25-k230925-abstract.html

参考:
日本医療研究開発機構、「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」第2版を公開 [2023年5月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/182234

科学技術振興機構(JST)、2021年度第2回J–STAGEセミナー「研究成果発信の多様化とジャーナル:研究公正、出版物、プレプリントの品質および査読の役割」の開催報告書を掲載 [2023年1月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/171487