2023年4月25日、日本医療研究開発機構が、「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」第2版を公開していました。
研究不正に至ることなく踏みとどまれた好事例において、どのような状況・思考・会話・助言があり回避することができたのかを知ることは、研究公正のために有用であるとしています。本事例集はそのようなヒヤリ・ハット情報を共有し、似たような境遇に陥った際に研究不正に対抗できるようにするために作成されたとしています。
第2版には、2021年3月発行の初版に掲載されていた事例とコラムに、2023年度に作成されたものを加えた、52の事例と8つのコラムが収録されています。
研究公正に関するヒヤリ・ハット集(日本医療研究開発機構, 2023/04/25)
https://www.amed.go.jp/kenkyu_kousei/kiyouzai_hiyarihatto.html
参考:
科学技術振興機構(JST)、2021年度第2回J–STAGEセミナー「研究成果発信の多様化とジャーナル:研究公正、出版物、プレプリントの品質および査読の役割」の開催報告書を掲載[2023年1月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/171487
出版倫理委員会(COPE)と国際STM出版社協会、「論文工場」に関する調査報告書を公開[2022年6月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/46382