2021年10月12日、F1000は、F1000Researchの対象を全分野に拡大したと発表しました。
F1000Researchは、2013年に生物医学分野のオープン査読を取り入れたオープンアクセス(OA)出版プログラムとして開始され、その後、自然科学・農学・獣医学といった他の分野に拡大してきたとあります。発表によると、今回追加されたのは、人文・社会科学(HSS)分野と物理・工学(PSE)分野です。
また、HSS分野とPSE分野の研究や成果の公開におけるニーズを踏まえ、「ポリシーブリーフ(Policy Briefs)」と「ケーススタディ-(Case Studies)」という2つの新たな記事種別を追加したと述べています。
F1000Research is now open to all disciplines(F1000, 2021/10/12)
https://f1000.com/f1000research-is-now-open-to-all-disciplines/
参考:
従来の学術雑誌の枠を超える、生物医学分野のオープンアクセス出版プログラム“F1000 Research”
Posted 2012年2月2日
https://current.ndl.go.jp/node/20075
E2288 – 研究成果公開の新たな国際標準に向けた筑波大学の取組
カレントアウェアネス-E No.396 2020.08.20
https://current.ndl.go.jp/e2288