EBSCO社、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの“Controlled Digital Lending(CDL)”対応のため機能開発に取り組むと発表

2021年6月15日、EBSCO社は、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOについて、“Controlled Digital Lending(CDL)”とリソース共有のための機能開発への取組を強化すると発表していました。

CDLとは、図書館が蔵書をデジタル化し、電子的な複製物を「1部1ユーザー」の制限のもと貸し出す方式です。英国のソフトウェア開発企業Knowledge Integration社との協力によりCDL対応のための機能開発が進められ、2022年の第3四半期のリリースが予定されています。

EBSCO Information Services to Support Resource Sharing and Development of Controlled Digital Lending in FOLIO(EBSCO, 2021/6/15)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-support-resource-sharing-and-development-cdl-folio

Development of Controlled Digital Lending for Folio(Knowledge Integration)
https://www.k-int.com/development-of-controlled-digital-lending-for-folio-2/

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、“Controlled Digital Lending(CDL)”を支持する声明を発表
Posted 2021年6月18日
https://current.ndl.go.jp/node/44234

米国南東部研究図書館協会(ASERL)、デジタル資料の“Controlled Digital Lending”導入を検討する図書館向けに法的・技術的な考慮事項等を解説したガイドを公開
Posted 2021年3月1日
https://current.ndl.go.jp/node/43395

Internet Archive(IA)、大手出版社4社の著作権侵害訴訟に対する答弁書を提出:“Controlled Digital Lending(CDL)”による電子書籍貸出の適法性を主張
Posted 2020年8月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41641

E2302 – 2019年から2020年の図書館システムの市場動向は?
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2302