【イベント】国際研究交流集会「災害国におけるアーカイブズ保存のこれから-技術交流・危機管理から地方再生へ」(2/6・立川)

2018年2月6日、東京都立川市の国文学研究資料館において、国際研究交流集会「災害国におけるアーカイブズ保存のこれから-技術交流・危機管理から地方再生へ」が開催されます。

災害リスクが高い日本とイタリアが率先して取り組むべき課題として、被災資料のレスキュー技術や危機管理体制構築のあり方を両国が共有し、アーカイブズの保存・活用を通じて社会に新たな価値を付与することで被災した地方の再生などに結びつけていくことをあげ、バチカン図書館やイタリアの国立アーカイブズ・図書資料保存修復中央機構の担当者を交えて報告・意見交換を行なうことで、アーカイブズ保存技術の相互的な双発と発信を目指すものです。

参加費は無料です。

内容は以下の通りです。

・開会挨拶 大友一雄氏(国文学研究資料館)
・趣旨説明 太田尚宏氏(国文学研究資料館)
・アーカイブズ・プリザベーションの現状と課題 
 青木睦氏(国文学研究資料館)
・マレガ・プロジェクトにおける保存修復技術の交流と協働
 アンヘラ・ヌーニェス=ガイタン氏(バチカン図書館)
・イタリアにおける被災アーカイブズ・レスキュー
 レティッツィア・セバスティアーニ氏、エウジェニオ・ヴェーカ氏
 (イタリア国立アーカイブズ・図書資料保存修復中央機構)
・ユネスコ・ブルーシールドと日本防災ネットワークの現状
 栗原祐司氏(京都国立博物館)
・地方再生に向けたアーカイブズの活用
 加藤聖文氏(国文学研究資料館)
・デモンストレーション「被災資料の乾燥・洗浄プログラム」
・意見交換

国際研究交流集会「災害国におけるアーカイブズ保存のこれから-技術交流・危機管理から地方再生へ」[PDF:1ページ](国文学研究資料館)
http://www.nijl.ac.jp/pages/event/symposium/images/20180206symposium.pdf

参考:
CA1743 – 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1743

CA1791 – 研究文献レビュー:被災した紙資料の救出・修復 / 久永茂人
カレントアウェアネス No.315 2013年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1791

E1834 – 資料保全と活用の長い道のり―熊本地震によせて―<報告>
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
http://current.ndl.go.jp/e1834

E1835 – 持続的な地域資料保全活動を行うために必要なことは(米国)
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
http://current.ndl.go.jp/e1835