2017年7月9日、大阪市の神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワー8F)において、歴史資料ネットワーク(史料ネット)2017年度総会シンポジウム「被災資料整理ボランティアのあり方を考える」が開催されます。
被災資料救出の組織づくりが全国的に拡大する中、資料整理をめぐる問題が必ず発生すると予想され、その一つとして、ボランティアによる資料整理作業はどうあるべきかというものがあり、この作業を今後も続けるために、各地の資料整理作業で培われたノウハウを共有する必要があることから、その際の一つのガイドとなるよう、資料整理作業ボランティアのあり方を考えることが目的とされています。
また、シンポジウムに先立ち、熊本地震被災地での資料保全活動についての特別報告も行われます。
申込みは不要ですが、資料代が500円必要です(会員は無料)。
・特別報告:永野弘明「熊本地震被災歴史資料保全活動の現状について」(仮)
・報告
高橋由美子(十日町市教育委員会)「市民参加による資料整理 -十日町市古文書整理ボランティア10年のあゆみ-」
小野塚航一(史料ネット)「大船渡被災資料整理作業に携わって考えたこと」
河野未央・城戸八千代(尼崎市地域研究史料館)「ボランティアとの協働~尼崎市立地域研究史料館の実践について~」
参考:
E1834 – 資料保全と活用の長い道のり―熊本地震によせて―<報告>
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
http://current.ndl.go.jp/e1834
E1835 – 持続的な地域資料保全活動を行うために必要なことは(米国)
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
http://current.ndl.go.jp/e1835
CA1743 – 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1743