2026年2月23日、米国の非営利団体Ithakaの調査部門Ithaka S+Rのウェブサイトにおいて、米国の美術館館長を対象とした2025年の調査“Art Museum Director Survey 2025”の報告書が公開されました。
2020年、2022年に続く3回目の調査で、経済・社会・環境をめぐる変化の中で美術館の館長が戦略や優先課題をどのように捉えているかが追跡されています。2025年調査は、2025年3月から5月にかけて米国の美術館1,431館の館長を対象に実施され、368件の回答が得られました(回答率26%)。
主な結果として、以下のようなものが挙げられています。
・ 約75%が戦略遂行の最大の制約は資金不足であると回答し、55%は資金調達が職務上最も必要とされるスキルの一つであると考えている。
・ ほぼ全ての館長が、教育プログラムの提供及び信頼できる情報源としての役割を優先事項として挙げた。
・ 美術館において気候変動による災害への対策は広く整備されているが、炭素排出削減への取組や気候変動対策の総合的な評価はあまり進んでいない。
Announcing the 2025 Art Museum Director Survey(Ithaka S+R, 2026/2/23)
https://sr.ithaka.org/blog/announcing-the-2025-art-museum-director-survey/
Harkins, Deirdre et al. Art Museum Director Survey 2025: Museum Strategy and Operations. Ithaka S+R, 2026.
https://doi.org/10.18665/sr.324844
