“Ache Tsunami Archive”が公開

2013年12月26日「Ache Tsunami Archive」が公開されました。2004年の同日に発生した「インド洋大津波」から9年目の公開となります。首都大学東京の渡邉英徳研究室が京都大学・地域研究統合情報センター(CIAS)の山本博之氏・西芳実氏と共同で制作したものということです。

このアーカイブは、これまでにリリースされてきた、東日本大震災アーカイブなどのアーカイブシリーズと同様のシステムデザインが施されており、デジタル地球儀「Google Earth」に、インド洋大津波に関する多元的な資料がマッピングされているとのことです。

具体的には、津波災害を生き延びた被災者たちの証言や被災直後から集められていた写真、世界から現地に届いた支援の手をあらわす光の線などが閲覧できるとのことです。

写真については、タイムスライダーを操作することで、時系列に沿って絞り込み表示を可能にしたり、ズーム度合いに応じて写真のサムネールサイズが変化するようなインタフェースも取り入れており、大量のアイコンを一つ一つクリックせずとも、写真の内容を知ることができるようになっているとのことです。

Ache Tsunami Archive
http://aceh.mapping.jp/index.html

アーカイブズ・シリーズ
http://nagasaki.mapping.jp/p/archives-series.html

Nagasaki Archive
http://nagasaki.mapping.jp/

「インド洋大津波」(2004)のデジタルアーカイブ公開(HuffingtonPost 2013/12/26付けの記事)
http://www.huffingtonpost.jp/hidenori-watanave/2004_b_4502209.html

参考:
CA1768 – 多元的デジタルアーカイブズのVR-ARインターフェイスデザイン手法 / 渡邉英徳 No.312 2012年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1768

首都大学東京 渡邉英徳研究室の「東日本大震災アーカイブ」、2013年度グッドデザイン賞において「復興デザイン賞」を受賞
Posted 2013年11月8日
http://current.ndl.go.jp/node/24770