2013年1月にBiblioCommons社と提携し、ウェブサイトをリニューアルするとしていた米国シカゴ公共図書館が、11月から新ウェブサイトのベータ版を公開していました。新サイトではトップページのデザインが一新されているほか、利用者が図書のレビューを書いたり、ブックリストを作成したりコンテンツを友人と共有できる機能等が実装されています。2013年11月20日付けのAmerican Libraries誌オンライン版記事では、まるでAmazon.comのようであると評されています。
American Libraries誌の記事によれば、シカゴ公共図書館のウェブサイトで作成した図書のレビュー等は、同図書館だけではなくBiblioCommonsのプラットフォームを利用している他の図書館利用者との間でも共有できるようになるとのことです。シカゴ公共図書館理事のBrian Bannon氏は、Amazonの強みの一つはコンスタントにレビューを書くなどして同社のプロダクトに貢献する人々のグローバルなネットワークを持っていることであるとした上で、BiblioCommonsによって利用者はAmazonを利用するのと同様の利益を得ることができると述べています。
シカゴ公共図書館の新ウェブサイトは2014年の早期に正式公開予定とのことです。
Chicago Public Library Beta
http://chicago.bibliocms.com/
Chicago Public Library’s New Website Goes Amazon(American Libraries、2013/12/20付け)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/blog/chicago-public-library-s-new-website-goes-amazon
参考:
シカゴ公共図書館財団がBiblioCommonsと提携、シカゴ公共図書館のオンラインカタログやウェブサイトのリニューアルへ
Posted 2013年1月28日
http://current.ndl.go.jp/node/22795