2024年9月23日、独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター(NCAR)によりシンポジウム003「美術館のアクセシビリティ―共生社会に向けて、対話のある“合理的配慮”とは?」が国立新美術館(東京都港区)において開催されます。
同シンポジウムでは、美術館が置かれている背景と現状を踏まえ、具体的な事例が紹介されます。そして、誰もが美術館を利用しやすくするには、どのように「合理的配慮」を実現していけば良いかについて、美術館の人たち、障害のある人たち、そしてそれらをつなぐ中間支援組織であるNPO団体の視点も交えて共に語り合うとしています。
主なプログラムは次のとおりです。
●ケーススタディ(事例紹介)
・「見えない方とともに―京都国立近代美術館」
松山沙樹氏(京都国立近代美術館研究員)、光島貴之(美術家・鍼灸師)
・「聞こえない方とともに―—森美術館」
白木栄世氏(森美術館ラーニング・キュレーター)、栗原剛氏(森美術館「手話ツアー」参加者)
・「外出が難しい方とともに―「みんなでミュージアム」」
柴崎由美子氏(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表)、カミジョウ ミカ氏(アーティスト・「みんなでミュージアム」参加者)
●パネルディスカッション「対話のある合理的配慮の鍵は何だろう?」
日比野克彦氏(東京藝術大学学長、障害者文化芸術活動推進有識者会議座長)光島貴之氏、栗原剛氏、柴崎由美子氏、片岡真実氏(NCARセンター長)、伊東俊祐氏(NCAR客員研究員)
定員は150人です。参加費は無料ですが、事前の申込み(申込み多数の場合は抽選)が必要です。
NCARシンポジウム003美術館のアクセシビリティ― 共生社会に向けて、対話のある“合理的配慮”とは?(NCAR)
https://ncar.artmuseums.go.jp/events/other/post2024-1396.html
参考:
国立アートリサーチセンター、『ミュージアムの事例(ケース)から知る!学ぶ!合理的配慮のハンドブック』を刊行 [2024年04月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/218548
E2606 – 国立アートリサーチセンター設立とその情報資源部門の取組
カレントアウェアネス-E No.459 2023.06.29
https://current.ndl.go.jp/e2606