米国生理学会、2025年から“Subscribe to Open”モデルを導入すると発表

2024年2月23日、米国生理学会が、同会のジャーナル10誌について、2025年から “Subscribe to Open”モデルを導入すると発表しました。

“Subscribe to Open”モデルは、既存の定期購読料による収益を利用して、特定の購読誌をオープンアクセス(OA)とするものです。各ジャーナルについて、購読料収入の目標を達成するのに十分な数の機関が購読に合意した場合に、著者による論文掲載料(APC)の負担なく、ジャーナルのOA化が可能になります。目標に達しなかったジャーナルについては、購読ベースでの提供が維持されます。

American Physiological Society to Launch Subscribe to Open Model for Research Journals(American Physiological Society, 2024/2/23)
https://www.physiology.org/detail/news/2024/02/23/american-physiological-society-to-launch-subscribe-to-open-model-for-research-journals

Subscribe to Open (S2O) for APS’ Primary Research Journals(American Physiological Society)
https://journals.physiology.org/subscribe-to-open

参考:
米国生理学会とアイオワ州立大学が”Read, Publish and Join”契約を締結 同学会による同種の契約は初 [2020年01月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/40077

英・Jisc、定期購読料の収益を利用して購読誌をオープンアクセス(OA)誌へ転換するAnnual Reviews社のプログラム“Subscribe to Open”への支援を表明 [2020年03月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/40521