2024年1月22日、韓国国立障害者図書館は、電子書籍のアクセシビリティの検証に関する韓国産業規格(KS)が制定されたことを発表しました。KSは韓国国家技術標準院により制定されるものです。
規格名は「読書障害者のための電子書籍アクセシビリティ:第2部 適合性の段階別基準」(KS X 6201-2)であり、2022年5月13日に制定された「読書障害者のための電子書籍アクセシビリティ:第1部 著作指針」(KS X 6201-1)に続くものです。
今回制定された規格では、電子書籍をテキストのみ、テキスト・画像・表・グラフ等を含むもの、音声・映像等のマルチメディアコンテンツを含むものの3段階に区分し、基本事項75項目及び下位事項40項目の計115項目について、電子書籍のアクセシビリティを検証するための基準が定義されています。
보도자료(国立障害者図書館)
https://www.nld.go.kr/ableFront/press_release/list.jsp
※2024年1月22日付けで「국립장애인도서관, 전자책 접근성 검증 국가표준(KS) 제정」(国立障害者図書館、電子書籍アクセシビリティ検証に関する国家標準(KS)制定)と掲載されています。
독서 장애인을 위한 전자책 접근성 — 제2부: 적합성 수준별 기준
https://standard.go.kr/streamdocs/view/sd;streamdocsId=72059300705150430
参考:
韓国・国立障害者図書館、公共機関等で発行した電子出版物のEPUB3.0化を支援 [2022年06月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/46354
E2619 – インクルーシブな情報社会実現に向けた韓国の取組<報告>
カレントアウェアネス-E No.461 2023.07.27
https://current.ndl.go.jp/e2619