2023年6月7日、日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会により、「2023年度障害者サービス担当職員養成講座(初級)」が開催されます。
障害者サービスの基本を学ぶ初心者向け研修会とあります。全国公共図書館協議会(全公図)や全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)による障害者サービス実態調査が実施され、充実したサービスを行っている図書館の特徴が見えてきたとし、講義ではその内容も踏まえて学ぶとしています。
対象は障害者サービスの進展を望んでいる公共図書館職員、学校図書館職員等です。オンライン(定員200人)か、会場(日本図書館協会、定員40人)で参加でき、事前の申し込みが必要です。参加費はオンライン参加は無料、直接参加は1,000円です。
主なプログラムは以下の通りです。
テーマ:「障害者サービスを理解しよう」
・障害者サービスとは何か(基本理念、利用者、読書バリアフリー法等の法規・制度)
講師:佐藤聖一氏(埼玉県立久喜図書館)
テーマ: 「障害者サービスなぜ利用がないのか、具体的に何をどう行うのか」
・障害者サービス用資料の特徴と入手方法を知ろう
講師:松井進氏(千葉県立西部図書館)
・資料がなくても全国の資料を活用してサービス拡大
1.「国立国会図書館障害者用資料検索「みなサーチ」β版及びデジタル化資料の全文テキストデータの利用方法について」
講師:杉田正幸(国立国会図書館関西館)
2.「サピエ図書館」の使い方
講師:椎原綾子氏(目黒区立八雲中央図書館)
・実際のサービスにつなげるために ~PR、サービスのコツ、職員の役割~
講師:返田玲子氏(調布市立中央図書館)
お知らせ(JLA)
https://www.jla.or.jp/
※2023年4月25日付のお知らせに「「2023年度障害者サービス担当職員養成講座(初級)」申込受付開始について」とあります。
「2023年度障害者サービス担当職員養成講座(初級)」のご案内 – 日本図書館協会障害者サービス委員会(JLA)
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2023kiso.html
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2023kiso.pdf
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2023kiso.txt
※2つ目と3つ目のURLは、それぞれPDF形式、テキスト形式のチラシです。
参考:
【イベント】「2022 年度障害者サービス担当職員養成講座(基本編)」(8/2・オンライン、東京) [2022年06月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/46393
E2451 – 鳥取県の読書バリアフリー推進に関する取組について
カレントアウェアネス-E No.426 2021.12.09
https://current.ndl.go.jp/e2451
E2064 – 公共図書館の障害者サービス:国立国会図書館の調査研究
カレントアウェアネス-E No.355 2018.10.04
https://current.ndl.go.jp/e2064