2022年8月2日、日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会により、「2022年度障害者サービス担当職員養成講座(基本編)」が開催されます。
2021年度に全国公共図書館協議会(全公図)や全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)による障害者サービス実態調査が実施され、充実したサービスを行っている図書館の特徴が見えてきたとし、その内容も踏まえ、障害者サービス基本の基を学ぶとあります。
対象は障害者サービスの進展を望んでいる公共図書館職員、学校図書館職員等です。オンライン(定員300人)か、オンライン環境のない人は会場(日本図書館協会、定員20人)で参加でき、事前の申し込みが必要です。参加費はオンライン参加は無料、直接参加は1,000円です。
主なプログラムは以下の通りです。
テーマ:障害者サービスを理解しよう
・障害者サービスとは何か(基本理念、利用者、読書バリアフリー法等の法規・制度)
佐藤聖一氏(埼玉県立久喜図書館)
テーマ:障害者サービスなぜ利用がないのか、具体的に何をどう行うのか
・障害者サービスの利用がない、サービスが進展しない理由(全国実態調査から分かること)
佐藤聖一氏(埼玉県立久喜図書館)
・障害者サービス用資料の特徴と入手方法を知ろう
松井進氏(千葉県立西部図書館)
・資料がなくても全国の資料を活用してサービス拡大(「サピエ図書館」「国立国会図書館 視覚障害者等用データ送信サービス」の使い方)
椎原綾子氏(目黒区立八雲中央図書館)
・資料やデータを利用者に届ける方法(視覚障害者には無料の郵送サービス、 など)
大川和彦氏(千葉市中央図書館)
日本図書館協会
https://www.jla.or.jp/
※2022年6月3日付のお知らせに「「2022年度障害者サービス担当職員養成講座(基本編)」参加申込について」とあります。
「2022年度障害者サービス担当職員養成講座(基本編)」のご案内(JLA障害者サービス委員会)
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2022kiso.html
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2022kiso.pdf
※2つ目のリンクはチラシ[PDF:2ページ]です。
参考:
日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会、「新型コロナ時代の障害者サービスのヒント」を公開
Posted 2020年6月19日
https://current.ndl.go.jp/node/41264
日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会、「障害者サービス用資料の購入・入手先一覧」ページを公開
Posted 2018年5月8日
https://current.ndl.go.jp/node/35951
E2451 – 鳥取県の読書バリアフリー推進に関する取組について
カレントアウェアネス-E No.426 2021.12.09
https://current.ndl.go.jp/e2451
E2064 – 公共図書館の障害者サービス:国立国会図書館の調査研究
カレントアウェアネス-E No.355 2018.10.04
https://current.ndl.go.jp/e2064
図書館調査研究リポートNo.17 公共図書館における障害者サービスに関する調査研究
https://current.ndl.go.jp/report/no17