Springer Nature社、メキシコ国立自治大学(UNAM)と転換契約を締結

2022年11月28日、Springer Nature社が、メキシコ国立自治大学(UNAM)と転換契約を締結したと発表しました。

同社にとってメキシコにおける初の転換契約で、契約期間は2022年から2024年とあります。UNAMに所属する研究者はSpringer、Adis、Natureのポートフォリオの2,300誌以上へのアクセスと、1,900誌以上のSpringer Natureのジャーナルでのオープンアクセス出版が可能となる予定で、期間中に1,000本の論文がゴールドOAで出版されると予想されるとしています。

Springer Nature continues open access drive in Latin America(Springer Nature, 2022/11/28)
https://group.springernature.com/jp/group/media/press-releases/springer-nature-agrees-ta-with-unam/23761574

参考:
日本国内の10大学とSpringer Nature社、オープンアクセス論文出版の促進に関する合意書に署名 2022-12-02
https://current.ndl.go.jp/car/167343

英国物理学会出版局(IOP Publishing)、メキシコ国立自治大学(UNAM)と転換契約を締結 2022-10-20
https://current.ndl.go.jp/car/47029

尾城孝一. 学術雑誌の転換契約をめぐる動向. カレントアウェアネス. 2020, (344), CA1977, p. 10-15.
https://current.ndl.go.jp/ca1977

船守美穂. プランS改訂版発表後の展開―転換契約等と出版社との契約への影響. カレントアウェアネス. 2020, (346), CA1990, p. 17-24.
https://current.ndl.go.jp/ca1990

浅井澄子. 論文公開手段としてのオープンアクセスジャーナルの有効性. カレントアウェアネス. 2022, (351), CA2013, p. 2-4
https://current.ndl.go.jp/ca2013