図書館、出版、書店、文筆家の4団体の同盟、愛国者法の見直しをアピール(米国)

米国図書館協会(ALA)、米国出版社協会(AAP)、米国書籍販売協会(ABA)、PENクラブ米国センターの4団体が2004年に結成した同盟「読者のプライバシーのためのキャンペーン(Campaign for Reader Privacy)」が2009年4月7日、愛国者法(USA PATRIOT Act)によって「剥ぎ取られた」読者のプライバシーを保護するセーフガードを回復させるべく、同法第215条の対象から書店の販売記録・図書館の利用記録を外すよう求めるアピールを発表しました。

Restoring Safeguards for Reader Privacy Eliminated by the USAPatriot Act:
An Appeal to Congress by the Campaign for Reader Privacy; April 7, 2009
http://www.readerprivacy.org/news.jsp?id=33

BOOK GROUPS LAUNCH NEW EFFORT TO AMEND PATRIOT ACT
http://www.readerprivacy.org/news.jsp?id=34

参考:
E462 – 愛国者法,図書館条項を修正して成立
http://current.ndl.go.jp/e462
E428 – 攻防続く愛国者法,暫定的延長の事態に
http://current.ndl.go.jp/e428
E371 – 愛国者法延長をめぐる緊迫した状況
http://current.ndl.go.jp/e371
E343 – 愛国者法が図書館に及ぼす影響−ALAとCLAの調査ほか
http://current.ndl.go.jp/e343
E316 – 米国愛国者法の見直しをめぐる動き
http://current.ndl.go.jp/e316
E254 – 愛国者法の一部規定に違憲判決(米国)
http://current.ndl.go.jp/e254
E213 – ALA,愛国者法恒久化法案に対する反対声明を発表
http://current.ndl.go.jp/e213
E133 – 米司法長官,米国愛国者法第215条に関する情報を公開
http://current.ndl.go.jp/e133
E110 – 米国愛国者法をめぐる最近の動き
http://current.ndl.go.jp/e110
CA1547 – 米国愛国者法の制定と図書館の対処 / 中川かおり
http://current.ndl.go.jp/ca1547
CA1474 – 動向レビュー:米国連邦政府の電子情報政策―情報アクセスをめぐる議論と”September 11th”の影響― / 古賀崇
http://current.ndl.go.jp/ca1474